斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

農業用水の確認にいって流されてしまう水難

2016年06月21日 06時56分09秒 | 水難・ういてまて
昨日のNHKで報道されていました。
水害時の溺水については、水難学会で研究されています。
水害時に共通して最も多い溺水の原因は沈水です。沈水とは、浅いと思って踏み出した一歩が深かったというもので、いっきに体が水に沈みます。現場で水防活動していた消防職員も時々沈水するといいます。

いつもより水が多いと、いつもは目で確認できる急な深みなどがわからなくなります。目的とする水門のレバーを目指して歩いていったらその途中に深みがあったというときに沈みます。

水害時に畑や田んぼをみに近づかないのがベストですが、どうしても作業せざるを得ないのであれば、救命胴衣を着用し、防水の携帯電話を所持していくべきです。

参考はこちら

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