斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水難学会コメンテーター

2016年06月12日 21時12分46秒 | 水難・ういてまて
水難学会では、水難が発生した際に番組等に出演してコメントを出すコメンテーターを配置しています。
報道番組などで水難事故に対するコメントが必要な際には、お問い合わせください。休日、夜間でも対応しておりますので、たとえば朝一番の番組に間に合うこともあります。

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国頭地区消防本部と関係の皆さま、よい仕事をしましたね

2016年06月12日 20時25分02秒 | 斎藤秀俊の着眼
沖縄県大宜味村の平南川上流で観光客ら18人が増水した川の中に取り残されたようですが、全員救助できたとのこと。日本全国どこでもそうですが、いなかの(失礼を承知で)消防では、消防、救急、救助の兼任で災害に立ち向かわないとならず、必ずしも全員が水難救助のプロでもないし、ましてや少ない人数で、これだけの人数の救助を完結できたということは、たいへん立派なことだと思います。もちろん、警察やアメリカ軍なども現場に入って合同で救助活動を行い、総力で救助できたと推測しています。

本日まで、東京海洋大学品川キャンパスで水難学会総会、学術講演会ならびに研修会が終了しました。今回の学術講演会では、河川における水遊びやそれに伴う水難の話題が提供されました。今回の平南川上流の水難は数年前にも同様なことがあったとのこと。また、過去には2008年7月28日に兵庫県神戸市灘区の都賀川で発生した水難などを見れば、平穏な川が突然人を流すほどの牙をむくことは、常識として想定しておかなければなりません。上流における突然の豪雨を予測したり、豪雨を瞬時に検知したりする能力がない限りは、川遊びの集団を引率することは極めて難しいと考えます。

もちろん、自分だけで行動することに対してとやかくは言いませんが、集団を引率するということは、引率されている人たちの「そこからいつでも立ち去る自由」を束縛しているのですから、それに見合う責任が発生することになります。

とにかく、水難に遭われた人たちと救助に向かった人たちの誰一人犠牲にならなかったことは、よかったことです。

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岐阜・木曽川男児2名死亡

2016年06月12日 20時20分17秒 | 水難・ういてまて
昨日の水難学会学術総会で、木曽川の話題が複数発表されていたのですが、その直後にこの事件ですか。
亡くなられた二人のお子さんのご冥福をお祈りします。

岐阜県羽島市下中町城屋敷の木曽川で水上バイクがお子さんののったボートにぶつかったとのこと。どうぶつかったのかということは、これから警察の調査で明らかにされていくのでしょうが、お亡くなりになられたお子さんがどうして亡くなったのか、水のレジャーが本格的になる前に明らかにしておかなければなりません。

ぜひメディアで取り上げていただいて、このような事件に巻き込まれても、最後は命を落とさずにすむ方法を視聴者に広げてほしいと思います。水難学会はいつでもご協力します。

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