斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

川の水難を再現して、ぜひ見てほしい教材

2016年08月03日 05時39分00秒 | 水難・ういてまて
昨日、NHK教育の子ども安全リアル・ストーリーで川における水難の再現番組 第5回 水の事故 が放映になりました。

「夏場に増える水の事故。実際の事故例を参考に、川で溺れそうになる様子をリアルなドラマで紹介。川に潜む危険や、溺れないための対策を伝える」というもので、番組の制作そのものはシーズン前から始まったのですが、まさにこのところ発生している川での沈水事故をよく表現している内容です。

このビデオは学校で授業の教材として利用できますので、ぜひ小学校等で子どもの安全教育のためにお使いください。

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いい年して、モバイルARかと

2016年08月03日 00時13分21秒 | 斎藤秀俊の着眼
言われていますが。
ロシアでは、国内にてモバイルAR型の有名なゲームの配信を禁止しているとか。
人々を扇動することやスパイに使われるということで。

モバイルARのだいご味は人の行動を変えることができるというところ。しかも不特定多数の。
そもそも、いつまでもいい歳の人たちがピカチューを追いかけて無言で公園に集まってきて、下を向きつつスマホの画面をスリスリする光景は今までなかった光景で、これを気味悪がるか、すごいことだと気が付くか、このあたりで一歩離れて観察するのが好きな人の次のアイディアにつながるってものです。

ロシアがピカチューほしさに集まる人たちが下を向きながら国を転覆するような行動に移るとはきっと考えていないだろうけれども、モバイルARは、使いようによって、それが現実化する怖さを持っています。ある特定の場所に集まって来た人たちのスマホの画面に宙をまうお金を表示させて、それを捕まえた人の口座に同額を振り込むシステムを作れば、全く質の異なる人々をある場所に集めることができるし、その場所でスマホに向かって大声で「○○打倒」と叫べば、その音量によって口座にお金が振り込まれるようにすれば、シュプレヒコールの大合唱をさせることもできるのです。

立ち入り禁止区域に入り込み、写真を撮らせることも可能で、危険な区域ほど口座の入金が多くなり、写真の枚数でも入金が増えるように仕向ければ、たくさんの写真を送ってくることになります。

如何でしょうか。たかがゲームと言わずに、まず使ってみて、その実力をしっかりと味わうのがよろしいと思います。使いようによってはとてつもない破壊力を秘めた軍事技術にも転用されるでしょうし、そのあたりは市民が気をつけてチェックしていかなくてはならないことでしょう。

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