明日発表だそうで、本当ですか?ニュースの少ないこの時期に、大騒ぎになりそうです。
今年も科研費申請の時期が近づいてきて、そろそろ構想を練り始めている方が多くなってきたように思います。
今年も、あちこちで科研費申請に向けた講演会で講演をいたします。それに先立って、科研費の申請に対する私の考え方を表明しておきたいと思います。
数ある研究予算の申請の中でも科研費の申請は、一年に一度、次の年の自分の研究をしっかりと考え、計画を立てるためのイベントです。
何もなければ、忙しさに惑わされて、次の年の研究をどうするかなどじっくりと考える機会などありません。また、予算をとるためとか、職場がうるさいからということで申請書を書いても意味がありません。
この時期に、まず構想を描いて、より多くの同僚にそれを聞いてもらって、批判を浴びながらさらに構想を深め、最後に文章にしてまとめることによって、次の年に自分がやることが明らかになっていきます。たとえ予算がとれなくても、既存の装置を使ってできることはあるわけで、それで研究計画に足りなかったところを補完して、次年度再度挑戦をするわけです。これが科研費申請の真の目的です。
今年の講演会でのテーマは、ベーシックコースではグループディスカッションの手法について、アドバンストコースではアイディアの泉についてです。アドバンストコースにおけるポイントですが、次のようなたとえを使って推測していただけるとよろしいかと存じます。
オリンピック選手と普通の選手と違うところは、前者では、
1.何度やっても常に最高のパフォーマンスをだせる。連続しても疲れない。
2.進化により想定を超えるパフォーマンスをたたき出す。
ところでしょう。
研究者についても同じことが言えます。
一流の研究者は、毎年予算が獲得できますし、次の年にはさらに想定を超えるアイディアで勝負をかけてきます。要するにアイディアを湧出するための脳が疲れないのです。オリンピック選手のように疲れを知らないという点がすごいのです。これについてはトレーニングをすれば自分のパフォーマンスをオリンピック並、国体並、県大会並くらいには持っていくことが可能です。ただ、このトレーニングの方法が今まで秘伝だったし、あるいは誰も系統立ててなかったのです。グループディスカッションはアイディアを出すための一つの方法ですが、それではせいぜい県大会で活躍する程度です。ここからギャップをもってアップするためには、アドバンストコースでお話しする「アイディアの泉」を使わなければなりません。
それではみなさん、今年も講演会の会場でお会いしましょう。
今年も、あちこちで科研費申請に向けた講演会で講演をいたします。それに先立って、科研費の申請に対する私の考え方を表明しておきたいと思います。
数ある研究予算の申請の中でも科研費の申請は、一年に一度、次の年の自分の研究をしっかりと考え、計画を立てるためのイベントです。
何もなければ、忙しさに惑わされて、次の年の研究をどうするかなどじっくりと考える機会などありません。また、予算をとるためとか、職場がうるさいからということで申請書を書いても意味がありません。
この時期に、まず構想を描いて、より多くの同僚にそれを聞いてもらって、批判を浴びながらさらに構想を深め、最後に文章にしてまとめることによって、次の年に自分がやることが明らかになっていきます。たとえ予算がとれなくても、既存の装置を使ってできることはあるわけで、それで研究計画に足りなかったところを補完して、次年度再度挑戦をするわけです。これが科研費申請の真の目的です。
今年の講演会でのテーマは、ベーシックコースではグループディスカッションの手法について、アドバンストコースではアイディアの泉についてです。アドバンストコースにおけるポイントですが、次のようなたとえを使って推測していただけるとよろしいかと存じます。
オリンピック選手と普通の選手と違うところは、前者では、
1.何度やっても常に最高のパフォーマンスをだせる。連続しても疲れない。
2.進化により想定を超えるパフォーマンスをたたき出す。
ところでしょう。
研究者についても同じことが言えます。
一流の研究者は、毎年予算が獲得できますし、次の年にはさらに想定を超えるアイディアで勝負をかけてきます。要するにアイディアを湧出するための脳が疲れないのです。オリンピック選手のように疲れを知らないという点がすごいのです。これについてはトレーニングをすれば自分のパフォーマンスをオリンピック並、国体並、県大会並くらいには持っていくことが可能です。ただ、このトレーニングの方法が今まで秘伝だったし、あるいは誰も系統立ててなかったのです。グループディスカッションはアイディアを出すための一つの方法ですが、それではせいぜい県大会で活躍する程度です。ここからギャップをもってアップするためには、アドバンストコースでお話しする「アイディアの泉」を使わなければなりません。
それではみなさん、今年も講演会の会場でお会いしましょう。