斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

スリランカ訪問3

2012年12月03日 13時55分52秒 | 長岡技術科学大学の広報
スリランカの工業とはいっても、これから発展していく余地が広くあり、見学する工場の選定には少し苦労しました。そういった中で、スリランカティーの工場があるということで、お茶の名産地キャンディーに案内してもらいました。

キャンディーは、コロンボから東に向かい山に登っていく感じのところにあります。距離にして120kmくらいです。「山道です」と明言されたとおり、山道を車で登っていきました。確かに山道ですが、人が多い。どこにいっても人が途切れません。コロンボに向かうバスは朝の5時から満員で、しかも何十台もすれ違いました。バス停にもたくさんの人がバスを待っていました。バスがスリランカの人の重要な足になっているのでしょう。
ビデオ1

道路沿いには、学校がたくさんありました。どこの学校でも生徒たちがとてもしっかりした格好をしています。履物は、大人はサンダルなのですが、子どもたちは靴をはいています。スリランカは子どもの教育にとてもお金をかけるそうです。これだけたくさんの子どもがいて、しかもしっかりとした教育を受けています。将来が楽しみです。アジアの中でも子どもの識字率は高く100%近くで、数字もそのことをしっかりと示しています。女の子はほとんどが三つあみのお下げでした。ほほえましいと思いました。
ビデオ2

お茶工場に到着しました。キャンディーはお茶の産地なので茶畑で埋め尽くされているかと思ったのですが、どこにも見当たらないのです。やっとの思い出たどりついた工場の近くにだけ茶畑がありました。しかも、低木の生えている丘、というイメージで、言われるまで茶畑とわかりませんでした。そこから収穫したお茶を工場で製品にするまでのビデオを撮影してきました。従業員はたいへんまじめに働いていて、英語が通じました。しかも、工場にはわが国がほこる5Sが掲げられていて、生産性の向上に気を配っている様子がわかりました。
ビデオ3
ビデオ4
ビデオ5

本学は、現在複数のルートを使ってスリランカの工業と工業教育の発展を支援しようとしています。今後の展開を楽しみにしてください。



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