斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

高専教育フォーラム

2013年08月20日 22時46分39秒 | 高専訪問記
明日から全国高専教育フォーラムが開催されます。本フォーラムは、高専及び長岡、豊橋の両技科大の教職員が集まり、教育研究の質の向上、教育方法の開発推進のための研究・事例の成果発表や意見交換を行うことで、高専及び両技科大の教育力の一層の向上を目的としてます。今年度は、共通テーマを「グローバル時代の高専~世界で活躍できる技術者を育成するために~」と設定し、高専や両技科大の教職員のみならず産業界や国立大学、教育委員会などの関係者が参加し、高専教育の現状を理解するとともに、共同教育の一層の推進を図っていく機会にすることを目指しています。

教育フォーラムにはたくさんの高専の先生方が集まります。私事ですが交換した高専関係者の名刺の数が600枚に迫っています。ある意味コレクター化しています。今回のフォーラムでも一人でも多くの先生方と名刺を交換したいと思います。嫌がらずに交換してください。

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高専ー技大 (物質・材料系)教員交流研究集会

2013年08月20日 09時15分57秒 | 長岡技術科学大学の広報
8月19日、20日の日程で高専ー技大 (物質・材料系)教員交流研究集会が開催されています。
高専ー技大教員交流研究集会は、本学の各専門系において、それぞれの分野の教員同士が高専ー技大の教育の連続性確保、共同研究のきっかけづくりを進めるために行われています。
物質・材料系では旭川高専、苫小牧高専、八戸高専、一関高専、秋田高専、鶴岡高専、福島高専、尾山高専、茨城高専、群馬高専、東京高専、富山高専、新居浜高専、大阪府立大学高専、都城高専、長岡高専、沖縄高専の先生方をお招きして活発な議論を行っています。

昨日は、本学武藤理事・副学長から「三機関が連携・協働した教育改革ー実施にあたっての取組」の基調講演があり、続いて「長岡技術科学大学学長戦略的経費による高専との共同研究成果報告」がありました。
本日もさまざまなテーマで議論される予定です。


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VOS塾の季節

2013年08月19日 11時34分00秒 | 長岡技術科学大学の広報
11月初旬ごろに科学研究費の締め切りがあります。それに合わせた形で今年もVOS塾の季節がやってきました。本学と長岡高専の教員で実施する合同VOS塾は9月、10月にそれぞれ2回ずつ実施します。また、全国の高専の先生に広く参加を呼びかける拡大VOS塾は10月初旬を予定しています。いずれも日程が決まりましたら、こちらでお知らせするとともに、これまで出張VOS塾でおうかがいした高専には案内をお出ししたく存じます。

VOS塾は、本学教員ならびに高専教員(あるいはポスドクも参加可能)対象におこなっている塾です。科研をいただくための研鑽の場です。参加は希望性ですから、参加希望の方は、斎藤までご連絡ください。hts◎nagaokaut.ac.jp (◎はアットマークに変える)まで。

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神奈川県海老名市立大谷小学校ミニ同窓会

2013年08月18日 02時09分07秒 | その他
8月17日に神奈川県海老名市にて、昭和44年4月(大谷小学校創立年)に入学した昭和37年生まれ組の有志が集まり、同窓会を開催しました。前回の同窓会は18年前に開催されたそうで、それからお互いいいおじいさんになっているのですが、同時に年をとっているので、それほど違和感はありませんでした。メンバーの一人が卒業アルバムを持ってきていて、そのアルバムに記載されていた名前を頼りに当時の同級生たちの振る舞いやら、その後の近状に関する話題で盛り上がりました。(ネタにされてしまったみなさん、ごめんなさい)

卒業以来(私は5年生の終わりに転校したので卒業していませんが)40年近くたっていますが、当時の1組から4組までの仲間たちのうち、半分以上は名前と顔が一致しました。いい思い出、悪い思い出、いろいろとありますが、思い出の整理をするためにも、少しでも多くの仲間と再会してお話をしてみたいものです。

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河川における水難について

2013年08月14日 22時16分29秒 | 水難・ういてまて
本日のおはよう日本での放映では、流れが緩やかな川で起こる水難がメインテーマでした。
水泳をするわけではなく、バーベキューなどのついでに水遊びをして流れが穏やかな川でおぼれる事故が通常の河川における事故の代表例です。

どこかの放送局である団体の人が解説していたような、人が簡単に流されるような激流に喜んで入る人などごくまれで、たいていは事故とは無縁そうな穏やかな流れの川に安心して入って事故にあいます。
それは、沈水が原因です。浅いと思って入水し、少しウエイディングして進んだら急激に深くなっていて、突然沈む溺水です。
河川においては増水のたびに上流側の突起構造物のおかげで下流側が深くえぐれる、洗掘(せんくつ)という現象が起こります。一見穏やかな河川でもいたるところに洗掘でできた深みがあります。

昨日、ちょうどロケが終わった直後くらいに東京都あきる野市で水難がありました。秋川の河川敷で遊んでいた女性の方がお亡くなりになりました。まさにこの水難は穏やかな流れの川において発生した沈水による水難です。

川が深くなっていれば見てわかるでしょう?という人がいます。
このあたりで、現場をみているかどうかがわかってしまいます。水と深くかかわっている人は、「水は浅く見える」ことをよく知っています。
たとえばこの写真を見てください。
 
手前が深さ3m、奥は1.5mです。急激に深くなっています。深いほうから見ると急に深くなっているのがわかります。

ところが、このプールを浅いほうから見るとこうなります。

手前から2本目の横のラインから向こうが急に深くなっているのですが、全くわかりません。水底が浮き上がって見えるので、浅い深いの差がわからなくなってしまいます。

学生時代にプールの監視員のアルバイトをしていたころ、走り飛び込みをして背が届かなかった子どもに事情を聴いていた時に、子どもの言葉が「浅く見えた」といった答えだったのがずっと心に残っています。目線が低くなるほど、水底は浮き出てきます。水に入り目線が低くなるほど、さらに川底の深さはわからなくなります。

残りの夏休み、一人でも多くの人がこういった情報に触れて安全・安心に川遊びできればと思います。

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