日本では国民皆保険(かいほけん)制度が導入されています。国民皆保険制度とは、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入し、全員が保険料を支払うことでお互いの負担を軽減する制度です。
日本では保険証1枚あればどの医療機関にもかかることができ安い医療費で高度な医療が受けられます。
海外で暮らす友人は私にこう話します。
医療において日本の暮らしはとても恵まれていると。
妻がくも膜下出血を発症し約半年入院しました。入院時に病院から高額療養費制度のことを教えてもらい私自身が加入している公的保険機関から「限度額適用認定証」を発行してもらうように手配しました。
(注)高額療養費制度とは家計に対する医療費の自己負担が過重なものとならないよう月ごとの自己負担限度額を超えた場合にその超えた金額があとで払い戻される制度です。限度額適用認定証を事前に医療機関窓口に提示しておくことで窓口での支払いを自己負担限度額までにとどめることができます。
くも膜下出血発症による約半年の入院にかかった医療費はいくらだと思いますか?
限度額適用認定証を利用して、
約150万円くらいです。
日用品などは含めていません。
毎月の医療費の支払いは貯金からでした。私たちの少しの蓄えが私たちを救ってくれました(((^^;)
そして、民間の生命保険会社からの三大疾病の給付金(脳血管疾患)に助けられました。給付金を充当したら医療費はほぼ補えました。保険を新たに見直したおかげで今回の給付金につながったので良かったと思っています。
妻の入院をきっかけに確定申告で過去にさかのぼって医療費控除をしようと考えて医療費の計算をしたけど今回は断念する結果となりました(((^^;)
確定申告の準備とは言え、病院からの請求書(領収書)を見ると当時のことを色々と思い出しますね~。
ちなみに、今回の妻のケースが無保険の国だったら医療費はいくらになると思いますか?
半年間で約1270万円くらいです。
友人が話すように保険証1枚を提示すれば3割負担(私の場合)でどこの医療機関でも受診できることは恵まれている。それを忘れないでおこうと思います。そして、それを気づかせてくれる友人がいることに感謝したいです。