SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

100~One Hundred~

2020年03月27日 | Michi-kusa
おばあちゃん(僕の父の母)が亡くなった。
2020年3月に100歳(百寿)を迎え、その命を全うして息をひきとりました。
大正、昭和、平成、令和を生きてきたことになります。


100年!
すごい!


おばあちゃんは、結婚して3人の子供に恵まれましたが、旦那(僕にとってはおじいちゃん)、子供1人を亡くし、幼い子供2人(僕の父と叔父)を戦中、戦後をシングルマザーで育てて来ました。
当時の環境がどんなものか想像もできませんが、懸命に働き続けてきたことだけは知っています。
僕の父も中学卒業後、会社に就職して、おばあちゃんと家計を支えてきました。


僕が記憶しているおばあちゃんは、いつも農作業をしていました。お米や野菜などを作ってた。農作業に使う運搬用具の一輪車をよく押してたなぁ~。毎日働いていた。
遊ぶのも、お昼ご飯を一緒に食べるのも田んぼでした(笑)


プレハブのような簡易な自宅。
外にあるトイレ(夜が怖かった)。
そんな環境から2階建ての立派な家を建てるほど働いていた。


そして、食べることが好きでした。
“うまいもん。みんなで食べよな”
食べに行くと
“(お腹一杯)食(く)ったけ?”と僕らに聞いてくる。
そう言いながら、シワくちゃの顔で笑ってました。


葬儀の時、
隣にいた父がおばあちゃんの遺影を遠目で見つめながら、

“お前(=おばあちゃん)も、よぉー頑張ってきたな。ワシ(=父自身)も頑張ってきたんやで。”

と語りかけるように声をかけていた。

この言葉は、おばあちゃんと父の間でしかわからない苦労がにじみでるもののように思えた。


田舎の葬儀は、大変だ。
僕にとって、自分の家系の葬儀は、おばあちゃんが初めてだったから、余計にそう思ったのかもしれません。

町内から「葬儀委員長」という人が現れ、その葬儀を喪主である叔父と進めていく。
祭壇に飾る花の並べ方や席などの「順番」が決められ、僕の知らない「田舎(町内)の慣習」に沿って進められる。

本家。分家。
兄弟、その妻、その子供・・・。
家系の縮図を基に「順番」が決められ、葬儀が進行される。


父は、長男。
実家を離れて約50年となる。
その間「実家を守ってきた」のは、叔父でした。


参列者からお別れの花が手向けられたおばあちゃんの棺を挟んで、父が叔父家族に深々と頭を下げて、声をつまらせながら、このようなことを言った。

今まで、(おばあちゃんのことも含め)世話になりました。ありがとうございました。

と。


父の流す涙には、父がこの約50年間抱え続けてきた何かがあるのだろう思う。

叔父家族に対する謝罪と感謝。
一度実家を出たなら、帰るまい。
父は父なりに、最終的に、自分の実家近くに店を構えられるまで仕事を頑張ってきた。おばあちゃんが行き来できる距離に。
そこにも、父なりの思いや考え方があるんだろうと思います。

思うだけで、本当の気持ちは、僕には、わかりませんが(^-^;
ただ、おばあちゃんの死が、父の心にあったものを素直にさせた瞬間だったのでは?と・・・僕は、思っています。
そして、その父の姿に自然と涙が出ました。今でも、強烈に僕の心に残っています。


おばあちゃんの葬儀は、無事に終わりました。

おばあちゃんに付けられた戒名の中には、僕とは面識のないおじいちゃんの戒名と一対になるように「ある一文字」があることをお坊さんが教えてくれました。


確かに、おじいちゃんとおばあちゃんがつながった(T∀T)


おじいちゃんとの結婚生活が短かったおばあちゃん。二人が再び出会い、一緒にいられたらいいのに。
そして、僕らを見守るように照らし続けてほしいです。


おばあちゃん。
ありがとう!
南無阿弥陀仏。


読んでいただき、ありがとうございました。拙い長文になりましたが、この時の気持ちを忘れないためにも、自分のブログに掲載しました。

栞(しおり)

2020年03月24日 | Michi-kusa
僕は、出会いをもとめて、本屋さんに行きます。

本との出会いです。

このブログにも“出会った本”を何度か掲載していますが、目にとまる本っていうのがあります。
ただただ本棚を眺めながら歩くだけなんですが。

出会いもなく、ただただ歩くだけの時の方が多いようにも思います(笑)

けれど、出会いはやってきます。
自分では気づかない意識の中で、もとめてるものがあるのかも?しれません。


今も出会った本を読んでいるんですが、ふと、使ってる《栞(しおり)》に目をやると、今まで気づかなかったことが不思議なくらいに(笑)文章を発見した!


それは、松下幸之助さんの《道》の文章が書かれた栞でした。


“これ。いつ?僕の手元にきたんやろ?”って感じです(^-^;

今まで使ってきたものなのに、ずっと気づかんかった(笑)


「道」
好きな文章なんです。


1968年5月1日発行。
松下幸之助著「道をひらく」を買って読むきっかけになったのも、この「道」からでした。その「道をひらく」の最初に書かれいる文章が、栞に抜粋されて印字されていたんですね。


ちょこっと下記に掲載しようと思います。
全文が気になる方は、調べてみてください(^_^)



道をひらくためには、
まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。



本にも出会いがあるように、栞一枚にも出会いってあるんだなぁと思ったのでした。

卒業証書授与式

2020年03月23日 | Michi-kusa
今日は、天気が良かったです。
桜もちらほらと咲き始めてきました。

ある小学校の校門に立て掛けられていた「卒業証書授与式」の文字。

そっか。
「卒業式」って言わないんだ。

グランドには、正装をした親御さんたちが子供たちが出てくるのを出迎えるかのように両側に整列して花道をつくっていた。

あの親御さんたちの間を子供たちが通っていくんだろうな・・・。


「卒業式」か・・・。


その日の1日のこと。


小学校。思い出せない。
中学校。賑わう通学路。一人で帰った。
高校。思い出せない。
大学。思い出せない。


何かきっかけがあれば、思い出せるんかな?


思い出せるのが、僕の弟の中学の卒業式です。


僕の両親は、共働きだったので、代わりに出席した。普段着で行った。
一番後ろの席で、式を見た。
式場である体育館から出ていく弟をずっと見てた。親代わりにはならんけど、弟の卒業を見届けることが、大事なことように思って見てた。そのことが、しっかりとした記憶として僕の中に残っているのかもしれません。
廊下で言葉を交わし、僕は、学校をあとにした。交わした言葉は、思い出せない。


僕の卒業式。その当日の1日。
思い出せないなー(笑)


思い出せるのは、学校で過ごしたそれ以外の日々だ(笑)


数分間の僕の回顧録でした!
読んでいただき、ありがとうございました!

越前岬の水仙。

2020年03月23日 | Michi-kusa
日本三大群生地の一つである越前海岸の水仙を見に行こう!

急に思い立った。

なぜなら、越前和紙の里付近でも水仙が見られたからです。
もしかして、まだ間に合う?!
そんな淡い期待をして向かった。

道の駅越前にて。
またまた顔ハメしてしもた(笑)

水仙への気持ちを高めて再度出発!


向かった先は、
入場無料の《越前岬水仙ランド》。

結構な高台に位置する場所だった。
日本海を見下ろす夕日を見るには、絶好の場所のように思った。

そんな高台には、誰もいない。

けど、水仙の花が所々に咲いて迎えてくれた(笑)

日本海から差す夕陽のあたり具合で少しずつ彩りが変化する水仙。

日本海を眺める水仙たち。
夕陽と向きあっていた。

何種類の水仙が育てられてるんだろう。

風がキツイ(笑)

※上記、写真加工有。

寒い(笑)

日本海に沈む夕日を見たいけど、今日は帰るわ(^-^;

※上記、写真加工有。

越前水仙。
見られて良かったです(^_^)v
欲を言えば、
越前で蟹を食べたかったです。
あーー。
カニ食べたいよ~~。

紙祖神。

2020年03月22日 | Michi-kusa
福井県越前市。

神と紙。その郷。
五箇(不老・大滝・岩本・新在家・定友)。
《越前和紙の里》をめぐってきました。

新枝が三本ずつ分かれるので「三股」と名づけられた早春の花木「ミツマタ」が、出迎えてくれました。

おっ!ここでもカラーマンホールだ!


手元の資料で気になる建造物発見!
行ってみましたε=(ノ・∀・)ツ

一の鳥居手前。

五箇の紙をこよなく愛した横山大観揮毫(きごう)の自然石社標がありました。

二の鳥居到着!
目的地の大瀧神社・岡太神社。

岡太神社は1500年程前、紙漉きの技を伝えた女神川上御前を全国唯一の紙祖神として祀る。大瀧神社は泰澄大師が大滝寺を建立し、国常立尊と伊弉諾尊の2座を祭神とし、十一面観音をその本地仏とする神仏習合の歴史を持ちます。

大瀧神社・岡太神社は、大徳山(権現山)の山上にある「奥の院(上宮)」と山のふもとの「下宮」からなっています。

下宮は、本殿と拝殿が連結した社殿と複雑な屋根の形と巧妙な彫刻がみどころ!
国の重要文化財が奥に見えてきたー!

おーーー!

彫刻。すごっ。

檜皮葺の屋根の複雑な社殿。すごっ。

奥の院は、下宮から参道を約30分登り、岡太神社には紙祖神の川上御前が祀られているとのことでしたが、次回来たときに(笑)

十一面観音も別にあるお堂で間近に見られました。

しかし、社殿にはパワーあり!
次回、来たときは、奥の院のパワーも知りたいですね(^-^;

ちなみに、ここは、2020年大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかりの地とのことでした。

あっ!御朱印をお求めなら、小畑さん宅まで(笑)留守の時は、お宅に張られてる電話番号にTELして下さいとのことでした(^_^)

もし、不在でも、和紙の里にあるパピルス館でも販売されてましたので追記しておきます(笑)