2023年1月に妻が退院して1年が無事に過ぎました。一緒に1日1日を暮らせることは心が安らぐし嬉しいです。
妻は「1.8mm(注)」という小さな右中大脳動脈瘤破裂によりくも膜下出血を発症し左半身に障害をおいました。
(注)動脈瘤は一般的には3mm~経過観察。5mm~危険因子となるそうです。
結婚して20年(^_^)磁器婚式というらしい - SAMMYのみちくさ日記
おかげさまで20年目の結婚記念日を妻と「一緒に」迎えられました。それだけで。本当にそれだけで。ありがたいと心からそう思っています。19年...
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1年はとても早かったですねー。
退院時は、左肩があ脱臼の状態だったので片から肘にかけて装具を着けてたし、歩くのだって杖を使って歩いてました。入院当初は車椅子生活になる可能性も言われてただけに杖歩行の現実はありがたかったです。
現在は、左肩にも筋力がつき装具を着けなくても大丈夫な程に回復していて歩行は杖を使わず独りで歩けるようになってます。
妻は50代。
“年齢が若いから回復が早い”と医師から云われます。僕も年齢は大きく関係していると思うけど、それ以上に妻の意志の強さも関係していると思ってます(^_^)
“早く家に帰りたい”という気持ち。
発症当初、妻は自分の意志では身体を動かせませんでした。リハビリセンターへ転院しリハビリを毎日3時間していました。コロナ禍で家族とも会えず独りで約4ヶ月リハビリに取り組んだ妻。心が折れる時もあったと思いますがリハビリから逃げなかった日々の積み重ねが今の回復に大きくつながっていると私は思います。入院患者の中にはリハビリから逃げ出す人もいたり、したくないという人もいるそうです。妻は本当に頑張ったと思います。
・少しの段差でも転倒の可能性がある。
・左半測空間無視がある。
・外出したらエスカレーターに乗らない。
などなど医師から言われた数々のことに気をつけながら生活しました。約半年の入院生活で右半身の筋力も低下してたから退院後は本当に模索の日々でした。ちなみに退院時の握力は右手17kg左手3kgでした。
退院してまもなく「膀胱結石」が判明。再び入院(T_T)全身麻酔の手術。4cmの球体が膀胱にあったんですが無事に手術も終え再び我が家へ帰ってきてくれました(^_^)
実生活の中でわかっていくことは本当に多いです。
ファスナーの上げ下げができず、衣類の前と後ろ、表と裏がわからない状態でした。
ボタンの脱着は今もしにくいです。洗濯物も部屋干し用のスタンドを買って干す練習を繰り返しました。お風呂では背中など洗えなかったし髪の毛を乾かせないなど色々とありました。
ひとつひとつやり方を考えながら過ごす日々が今も続いていますが、家事全般をできるようになってきているので私にとっては本当にありがたいことです(^_^)v
そして、妻と「会話」ができるのは本当にありがたいです。ただ、くも膜下出血の影響なのか?気管切開の影響なのか?わかりませんが妻は歌う時の音程をとることができにくくなっています。訓練すれば回復するのかどうかわかりません。そして、左手も指の可動域・筋力は少しずつ回復してきています。ただ、妻に目を閉じてもらって私が左手の指を触っても「どの指が触られてるのかわからない状態」が続いていることが気がかりです。ゆっくりと焦らず2人で前に進んでいこうと思います。
妻が私の人生の伴侶で良かったと心から思います。そして、感謝しています。
生きてくれてありがとう。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m