知り合いからの招待で妙心寺内にある《東林院》へ沙羅双樹(サラソウジュ)を観に行ってきました。
京都に住みながら妙心寺へはお初です(笑)
妙心寺の全景。広すぎます!
この響きだけが記憶に残っていて、ピンとこなかったけど、なるほど!
招待ハガキにこう書かれています。
「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色盛者必衰の理を表す・・・」と「平家物語」にうたわれた沙羅双樹の花は、一日で散ってしまうはかなさがひときわ心をうちます。
例年よりも早く梅雨明けした京都の午前。
めちゃくちゃ暑かったけど、去年買ったmont-bellの軽量日傘が大変活躍してくれました!
駐車場も無料。初めての妙心寺境内は、思いの外風通しが良くて気軽になれました。
そして、通路も綺麗に手入れされていて歩くだけでも気持ち良かったです。暑いけど(笑)
沙羅双樹の寺《東林院》
招待ハガキを提出し名札をもらって入山。
(注)本来なら、抹茶・特製菓子付1,600円(税込・予約不要)です。
小さな花ですが精一杯咲いてます。
受付で名札を渡し、名前が呼ばれるまで拝観。
呼ばれたら座敷に移動。抹茶・特製菓子が運ばれて来ます。
「さらのつゆ」という鼓月の和菓子。
この時期に、ここへ来ないと出会えないイッピン!一期一会がここにありました!
こちらの抹茶は、とても飲みやすくて和菓子との相性が抜群で美味しかったです!
こちらの抹茶は、とても飲みやすくて和菓子との相性が抜群で美味しかったです!
ごちそうさまでした(^_^)
タイミングが良かったのか住職さんの法話を聞くことができました。とてもいい声!
気さくな方で、冗談をまじえながら場を和ませ笑いをとりながらも人生観につながる話を織りまぜて話される。この場所がそうさせるのか?それとも住職さんがそうさせるのか?身体からスッ~と力が抜け、ただただ庭を眺めてる自分を客観視することができました。居心地が良かったんでしょうね(笑)
はかない。
常ではない。
二度とこない。
日常をあじわう。
あじわってあじわって自分だけのあじわいを知る。
沙羅双樹。
今、木に咲いていても明日は様子が変わる。この木からポロッと落ちると元にもどることはない。
この花を観ていると、
僕は、今を生きている。
そう実感した。いや、させられたのかもしれません。
今回は、沙羅双樹の見頃は終わっていました。咲いていたのは、数輪の花だけでした。見頃なら下のポスターのようになっていたと想像します。
けれど、この地上にある一輪の沙羅双樹を観られただけでも良かったと思います。
京都には、「人の世とは・・・」と語りかけてくる花があります。
帰るとき来た時よりも美しく。
こういう経験は、初めてです。
一期一会。御朱印をいただいて帰りました。
“良かったら行ってみて(笑)”
“良かったら行ってみて(笑)”
紹介してもらって、行ってみて本当に良かったです。いい機会をありがとうございました!別の場所では、大規模な法要が行われていたので、次回は天井に描かれた龍を観てみたいです!