2024年03月30日(土)
① Non Veg.Khana Set @ HOTEL PINE FOREST(パクディン)
② Nepali Set Meal with Meat @ HOTEL8848(ナムチェバザール)
朝4:00頃、宿の別の部屋から英語で喧嘩してるような声が聞こえて目が覚める。
何日もラメチャップ飛行場から飛行機が飛ばないからイライラしているグループがいるのかもしれない。
日課の歯磨き、うがい、乳酸菌整腸剤、を済ませる。そして、快腸で快調。
同じく日課のようになってしまっているけど、5:00頃にラメチャップ空港へ。
今朝は飛行機が駐機してあるので、行き先であるルクラのテンジンヒラリー空港までの天候次第というところか。
待合室に入る前のセキュリティチェックエリアに、新しく荷物チェックマシーンが設置されつつあるようだ。昨日の朝まではこんな機械は無くて、人がチェックしていたのに、突如設置が始まったようだ。それくらい手探り運用とも言えるかもしれない。
4日目だから今日も荷物検査は顔パスか、と思いきや、昨日までよりも厳しくチェックされた。
どうやら偉い人からチェックが甘いと指摘が入ったらしい。上の顔色をうかがうのは、どこの国でも変わらないのかもしれない。
僕とコトリちゃん以外の日本人の一人客が何やら困っている。
我らがガイドさんは自分の担当ではないのに親切に色々と手助けをしていた。いい奴。信用できる。だけど、心の狭いもう一人の僕が、この手間賃も僕の財布から払われているような気がして、少しだけモヤモヤする。とはいえ、モヤモヤするのは嫌いではない。
どうやら今朝は行き先の空港は閉鎖していないらしい。
この空港に来て4日目にして、僕らを運んでくれる予定の15人乗りくらいの小型機にいよいよ乗り込めた。
6:00前には滑走を始めて離陸。
まだ安心はできない。
待ち続けた3日間で、離陸したものの天候不良で着陸できずに引き返して戻ってくる光景を何度も目にした。
雲の切れ間からヒマラヤの山が見える、その時、眼下の雲の隙間からガイドブック等で見たことがあるテンジンヒラリー空港が見えた。
旋回して着陸態勢だ!
と思ったら、浮上?どこ行くの?
まさか、着陸あきらめた?
そのまま数分経っただろうか。今日もダメかー。機内の全員が落胆。
でもでも、またもや方向転換!
どうやら、雲を避けて、高度を変えて、着陸をやり直そうとしている!?
いけ!やった!ルクラ着陸!
ここまで長かった。
当初の日程よりも3日多くかかってしまった分だけ喜びも大きい。
まずは、ここまで来られて満足。
ひとまず、空港近くのロッジでトースト、じゃがいもの炒め物、目玉焼きのプレートを食べる。
ちなみに、目玉焼きの黄身が半生だったので、焼き直してもらいたいが、英語がうまく通じず、こういう時にもガイドさんが役に立つ。
ルクラは標高2800mくらいにあるけれど、世界中からトレッキングに訪れる人が立ち寄る場所だけあって、カフェやお店やATMやビリヤード場まである。
ともかく、やっと、エベレスト街道トレッキングが始まった。
どの一歩も楽しい。
森の中や川沿いもあるけれど、基本的には集落をつなぐ石畳の道を行く。
石畳の修復工事もこつこつやってくれているようだ。ありがたい。
あっという間にお昼時、パクディンというエリアにある HOTEL PINE FOREST で昼ダルバート。
標高2500mを超えてもおかわりできる喜び。そして、うーんまーい!
飛行機が飛ばずにそわそわしていた時間が遠い昔みたい。
ガイドさんやコトリちゃんとも相談して、当初の予定だったらここパクディンで一泊予定だったけど、飛行機を待っていた3日があるので、今日はもう少し進むことに。
ロンTだけで暑いくらいの快適さ。
集落や森や川を眺めながら、楽しく歩き続ける。
誰かの写真で見たことがあるゾッキョ(牛とヤクの雑種)やロバが荷運びをしている。時々動物渋滞が起こる。
飛行機がほとんど飛んでいないせいか、トレッカーは少ない。
これまた誰かの写真で見たことがある吊り橋が実際に僕の目の前にある。渡るのは少し怖いけど、それ以上に高揚する。
ずっと楽しいまま、今日中に行けるかと思っていたナムチェバザール(標高3440m)までたどり着いた。天空都市の様相。
ここも色々な本や写真で見た憧れの場所。なんと、4Gの電波が入る。
今日泊まる HOTEL8848 でホットオレンジを飲んで心の底からほっとする。
少し休んでダルバート。
トレッカー向けだからか、ダルバートという言い方を見かけず、ここではNepali Set Meal with Meatと書いてあった。
コトリちゃんが食べてたトゥクパも含めて塩が弱い。
そのかわりテーブルに塩が置いてある。
世界中のトレッカーの味覚に合わせようとしてこうなのかもしれない。
食後にコトリちゃんが少し調子悪そうにしていたので、パルスオキシメーターで血中酸素濃度を計測。なぜか僕の方が低かった。
結局、ガイドさんポーターさん含む全員元気で夜を迎えた。