2024年03月31日(日)
① Dal Bhat Veg.Curry @ GORA TAPTING FAST FOOD RESTAURANT(プンキテンガ)
② Dhal Bhat @ BUDDHA LODGE & RESTAURANT(パンボチェ)
夜間の外気は-2℃だと聞いたけど、さほど寒くなく、宿の部屋で寝る時は持参した寝袋も使わず、宿の布団とトレッキングパンツとロンTとフリースベストで十分に温かい。
夜中に2回トイレに起きた時、雨がガーガー降っててこわかった。
エベレスト街道で迎える朝。雨も上がった。
6:00頃にだらだら起床。体調も悪くない。ほんの少し頭痛があったけど、しばらく深呼吸していたら消えた。筋肉痛とかも無い。
窓の外にはご褒美みたいな風景。
泊まったHOTEL8848はキレイだしWi-Fiも電気も電源もあるし快適。逆に冷えるという話を聞いたことがあるため、やめておいたけど、有料で温水シャワーも浴びられる。
強いて問題点を挙げるとしたら、壁の薄さだろうか。息づかいまで聞こえてきているようだった。きっとお互い様だからと気にせず会話をしていて、その大らかさは心地良い。
朝食を食べに食堂へ向かう。
僕らのポーターさんが既に待っていてくれた。背が高くて細身で寡黙で眼光鋭い若い男性。昨日の夕方、宿まで荷物を届けてくれた後は、別の場所に行ったみたいで、僕らとは別の宿に泊まっているのだろうか。
きっと、経済格差とかそういうものもあるのだろう。もっと言えば、大変な荷運びを僕らが払える範囲のお金で引き受けてくれるのは、国際的な経済格差があるからなのかもしれない。だとしたら、良いこととは言い切れない。でも、悪いこととも言い切れない。
目を見て、心の底から、荷運びの感謝と朝の挨拶を伝えようと試みる。昨日よりも少しだけ、笑い返してくれた気がするのは、自分の願望を反映させすぎかもしれない。
さておき朝食。
トースト、ポテトの炒め物、オムレツ、という定番の組み合わせ。
この組み合わせが世界から訪れるトレッカーのエネルギー源になっているに違いない。
僕は「インターナショナルパワー飯」と名づけた。
食堂ではエベレスト登山中に大量に人が死ぬ映画が流れていた。おい。
朝食を終えて、ガイドさんに体調の報告をして、今日の行動計画を立てようと地図を広げる。
同じテーブルで食べていた、白人男性がスペースを広げてくれた。こういうやり取りも全部新鮮。
日程に余裕があれば、高所順応のためここナムチェバザールに1日滞在して散歩程度にとどめるのが一般的らしい。
ナムチェバザールは憧れの場所でもあるし、うろうろしてみたくもある。
だけど、チーム(コトリちゃん、ガイドさん、ポーターさん、僕)全員元気だし、今日も進もうということに。
エベレストベースキャンプまでたどり着けるのが一番だ。だけど今日ここにいられている時点で満足でもある。だから、コトリちゃんが無理しないで歩けるスピードで進むという前提にして、そのスピードやルートの高低差を考慮して、エベレストベースキャンプまで行くのが無理そうだったら、遠慮無く言って欲しいとガイドさんに伝える。安全第一。
ガイドさんからは頼もしい返事。加えて、体調が変とか、疲れたとか、写真撮りたいとか、何でも言って欲しいと言われた。良いチームだ。
歩き始めると、ロンTだけでも暑い。
どこに視線を向けても、すごい風景。歩くのも楽しい。息苦しいのも楽しい。トイレが床板の隙間だけというのも楽しい。途中のお店でお茶するのも楽しい。
高山病の予防に脱水を避けるべく水分をたくさん取るのがいいらしい。昨日まではコーヒー紅茶コーラとカフェインを摂取し過ぎだった気がするので、今日からはカフェイン控えめにしようと
レモンハニージンジャーにする。新しい好物ができた。
下り坂がつづき次の上り坂への峠となるプンキテンガという所にある GORA TAPTING FAST FOOD RESTRANT で昼飯。
白人トレッカーが食べているデカ盛りスパゲッティがおいしそうに見えたけど、僕はやっぱりダルバート。ここでもおかわり自由。
ご飯を食べて、上り坂をゆっくり登る。
タンボチェという寺院がある場所に着いた。
標高3800m!人生初!富士山より高い所に足を踏み入れた!
今日はもう少し歩いてパンボチェまで行くことにする。
今夜の宿は BUDDHA LODGE & RESTRANT
山の中の村だからかメニューにお肉がほぼ無い。ベジでもおいしいダルバート。
だんだん寒くなってきたらか、温かおしぼりが出てきた時は気持ちよくて涙が出た。
コトリちゃんは食欲があまりないみたい。僕は全然ある。むしろ食べ過ぎると消化にエネルギー使うから程々にと経験者に言われているので、おかわりし過ぎない努力をしている。
食後にロッジの薪ストーブを囲みながらパルスオキシメーターで血中酸素濃度を計る。
問題無さそうな範囲だ。
明日も行けそうだけど、明日行けるかどうかは、明日また相談しよう。