2021年06月01日(火)(一食目)
カツカレー
個展をやらせてもらった会場があるいわゆる谷根千エリアへお礼したいみたいな気持ちも抱えつつさくっと散策
このエリアを谷根千と呼んだりすることがあることすら最近知った
候補のお店がいくつかある中できっとコロナ影響で営業していないお店もあったりする緊急事態
今日は厚めの歴史が滲み出ている店構えが前から気になっていたキッチンマロにはじめまして
表のショーケースにはカレーライスのサンプルが置いてあるものの表に掲げてある「昼のランチタイム」の表示にはカレーの「カ」の字も「レ」の字も「ー」の字も見当たらず
見当るのはチキン「カ」ツ or とん「か」つ or ハンバ「ー」グ くらい
もしかすると「カレー」ではなく「カリー」の「リ」の字がスパゲティナポ「リ」タンに反映されているのかもしれない思いつく瞬間と絶対違うと却下する瞬間はほぼ同時
カレーが無くてもいいじゃないと思いながら店内に入ってカウンターに置いてあるメニューを見たらありました「カツカレー」
迷わず注文
置いてもらったスプーンの年季が入った様を見られただけでも満足に近い
しばらく待って目の前に現れたカツカレー
こういう景色が見たいってずっと思っていたような気がする
大袈裟に言ったら回帰的な怪奇現象
豚肉の脂身っぽい甘さと奥まったスパイス感があるカレー
なんとカツはチキンカツだった
きちんとチキンと表記の無いカツカレーのカツがチキンカツっていうのは老舗の町洋食あるあるなのかもしれない
前にもどこかの老舗の町洋食店で同じようなことがあった気がするけどどこだったか思い出せないのはそもそも記憶違いだからかもしれない
おいしいカツカレーを食べることができた上に尚且つ↑こんなどうでもいいかもしれないことを真剣に考えたりできるのは贅沢
どうやら私の人生よりも長いことキッチンマロをやっているらしい
敬礼
ごちそうさまでした