みなみの梅やん介護日誌 君亡き里の春、カチユーシャの唄声。

今日は日曜日です。梅やんは朝から着替えて、「まだデイから迎えに来んのう」と何度も言います。 居間の掃除
朝は軽くパンと牛乳。午前中は掃除です。指示すると何とか掃除機を操作していました。
四季美谷温泉
午後から私は温泉でのんびり一休みしました。山は新居田の西の又、東の又、上は高城山です。梅やんが15歳の時、高城山のブナの木を軍用資材に切り出す作業現場の飯場で炊き仕事をしたそうです。そういう若い時の記憶は認知症になってもはっきりと覚えています。
今日は一日中不安定な天気でした。冷たい風と雨と陽光さす荒れた日でした。
スイセンの花
ミツマタの花
昔、子どもの頃、実家の西側に父がリンゴの木を植えていました。林檎の花ほころび、川面に霞たち、君亡き里にも、春は忍び寄りぬ。私より早く逝った兄シゲよ、今年も春が来たよ。俺は、はからずして51年ぶりに故郷に帰り来て、母親をみているよ。何か、済まないような気がする。母はいつもシゲのことを良い子だったと言っているよ。来月の25回忌には行けそうだよ。
ロシア民謡『カチューシャ』より

それでは今日はこの辺で。