今回は学会発表形式。（LGB）Ｔ＆Ｑ当事者参加 大歓迎

　前回（7/23）の自由討論会では、長時間開催にもかかわらず、未発表拙論（現在３本あり）を開陳し皆様のご批判を仰ぐことができなかったので、改めて第２弾を開催する次第です。（今回は開始時刻だけでなく終了時刻も決めて開催します）
　未分析の疑似命題（たとえば「トランス〇〇は〇〇です」）を徹底的に検証する分析哲学的プロジェクトの一環です。
　ご参加・ご協力いただけると幸いです。

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　三浦俊彦 自由討論会（zoom）　第２回
タイトル
「トランスジェンダリズムの妥当性――分析哲学が本気で〈真の性別〉を論じると当然こうなります」

2022年８月20日
　14:00～16:00　研究発表（草稿全文はここからダウンロード可能）
　16:10～19:00　質疑・討論

https://us06web.zoom.us/j/87634072641?pwd=Q1ZMOGRXZENBb0t0M2ladkJROUNEdz09
ミーティングID: 876 3407 2641
パスコード: 570000

※録画・録音・スクリーンショット撮影は禁止。
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　「トランス〇〇は〇〇です」――世界観を変革させる大胆な主張であるにもかかわらず、「討議や対話はそれ自体が抹消のテクニックになる。特定の討議や対話を拒絶することこそが、生き延びる鍵となる戦略になり得る」といった遁辞によって討議場からキャンセルされてきた「性自認論」の厳密な定式化を試みる。
　議論こそが文化の原動力である。

動画流出について

この日の動画を無断で撮影、SNSに流している者がいると知らされました。
私の発言を切り取って風評被害にさらそうという例の手口です。
会の進行中に、当方は反論をさかんに促していたのだから、その場で反論もしくは抗議すべきところ、ダイレクトに風評加害に訴えるやり口は卑怯であり、著しいルール違反です。

とりあえず、ツイッターへの削除要請を依頼しています。
皆様ご協力いただけると幸いです。

ともかく、せっかく公開討論の場を設けたのに、
ＴＧism側は出席しておきながら（当日の出席者の中にはトランスアライの哲学研究者の名前も確認しております）一切議論を拒む姿勢であることがこれでハッキリしました。

御礼：7/23討論会無事終了

　7/23開催の自由討論会、ご協力ありがとうございました。
　少なくとも160名ほどのご来室をいただけたようです。
　14:00から翌日4:30まで、14時間半も続けてしまい、最後までお残りいただいた三十数名の方をはじめ、皆様お疲れさまでした。
　図式（ＴＧ論：思考ツールとしての図式集）の、認識の足りない部分に関するご教示もいただくことができ（たとえば、p.9「身体違和（とくにMAYBE）」の原因としてＰＴＳＤが無視できない、など）、私にとって大いに勉強になりました。皆さんにとっても同様であったならば望外の喜びであります。
　
　当方で提示した見方の共同確認が主で、待望の反論が出なかったのがやや残念でしたが、次回に期待したいところです。
　
個人的には、チャット欄が
アライの会では「ヘイターは出ていけ」
この会では「ＴＲＡいるんだろ、発言しろ」
――このコントラストが印象的でした。
　ご発言くださったＴ当事者に対し「まず解決しておくべき基本問題 ２」を三浦が執拗に?問い詰めているように見えた光景ではハラハラされた方もおられるかもしれませんが、そのパートでの「視覚障害者の中の性同一性障害の頻度」は発展的探究の貴重な手がかりをもたらしてくれました。

　次回は、専門的な哲学的分析による性自認論の形で、しっかり終了時刻を設けて開催します。まもなくお知らせしますので、学問共同体内部の方も外部の方もどうぞご参加ください。

ＴＧ論：思考ツールとしての図式集

7/23の自由討論会用に、「発見法のための図式」を用意しました。
https://drive.google.com/file/d/1JbhpwigYkENnqbQwk8NM8xsOhJS7JvhW/view?usp=sharing

◆・・・必ず取り上げるトピック
＊・・・参加者の要望があれば論じるトピック

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＊ アートとジェンダー
＊ 学問体系全体の中のジェンダー
◆ 基本問題の整理
＊ ＴＧのスペクトル的分類
◆ ４分類（８分類）モデル・・・身体違和×性別違和×性別移行
◆ 性別移行の動機
◆ 良識人が、ＴＧismに参与する理由
＊ トランスアファーマティブの動機一覧
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・「見方が一方的すぎる」と苛立つ方がおられるかもしれませんが、鋭い疑問・反論が発せられることに期待してください。
・ほかに、未公開の複数の拙論（ジェンダーの概念分析）へのご批判を仰ぐかもしれません。

追記：
このトピックも面白そうだな。当日、誰か話題にしますか？
https://www.thecollegefix.com/gender-activists-push-to-bar-anthropologists-from-identifying-human-remains-as-male-or-female/

この３つは結論出します

7/23の自由討論会では、最低限、次の３つには厳密な答えを出したいと思います。

問１　「性自認が女性」と言う時の「女性」の意味は？
問２　性自認と性自称の違いは？　「なりすまし」の判別法は？
問３　♂と♀の区別より社会的に重要な性別があるとしたらいかなる属性か？

来室する当事者・当事者予備群の方々への影響が最良化されるよう、多様性に満ちた意見が交換されることを期待しています。

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　それにしても、人権派の方々は、
　実際に存在する差別はもちろん、存在しない差別であっても「あるのだ、あるのだ」と言い立てるのが通例なのに、まれに、存在する差別を「ない、ない」と否定することもあるようです。
　この人たちとか。
　性的機会の不平等として当事者が声高に苦情を述べている「木綿の天井」が支援者に無視どころか否認までされたのはなぜか？　なぜこの側面では支援がなされないのか？
　といった問題なども、応用編として背景に控えています。・・・