不妊手術を望むも嫌うも無関心も個人の自由。中絶もそう。売買春もそう。不倫もそう。でも配偶者はどれも口出しせずにはいられなさそう。性別変更――これは赤の他人も口出しせずにいるべきでなさそう。
自殺で片づけられた殺人が無数にあるように、自認で済まされる性感染症が広まっている。殺人犯は埋没し、感染源は虹彩色され、予防策は隠蔽され、治療法は削除される。証拠は改竄され、議論はキャンセルされ、理解増進DEIの建前は常にドタキャンされる。
未成年飲酒に罰則なし。飲酒勧める者を処罰せよ。自殺者に罪なし。自殺を促す輩を糾弾せよ。LGBTQ+当事者に咎なし。LGBTQ+を殖やす勢力を撲滅せよ。減らす努力を推進せよ。【LGBTQ+にPが含まれる件、五輪開会式にて初めて知ったP差別者の語録】
1 「私」は全実在に一人しかいない
2 「私」は「私」という概念が現象的意識化している時空点にのみ存立する
3 「私」という意識(自己指示の強度)が最も強い地点が、他の地点を凌駕する
4 複数の時空点における自己指示の有限の強度が正確に同等になる確率はゼロである
5 他のすべての地点を凌駕した唯一の時空点が、その時点における「私」である。
6 「私」は当該瞬間の当該時空点におけるすべての記憶を受け継ぐ
7 各瞬間における記憶は、身体の物理的履歴によって決定する
8 よって各瞬間に「私」は過去ずっと当該同一身体として過ごしてきたと思い込む
9 その思い込みは身体としては正しくても「私」としては錯覚である。
10 各身体が持つ記憶は機能的記憶であり、「私」が宿った時だけ現象的記憶となる(現象的記憶が宿った時だけ「私」である)
11 換言すれば、「私」が宿っていないいかなる身体も、当該時点において、哲学的ゾンビである・・・現象的意識の希少性
12 さらに換言すれば、過去経験の記憶のほとんどすべては、経験発生時点において真の意味で(現象的な意味で)経験されておらず、「私」が想起する時点でのみ経験される・・・記憶の一般的優位性
希望の代名詞で呼ぶのは、「あなたはミスジェンダリングフォビアだ」というアウティングに該当する。デッドネーミングを周到に避けるのは、「あなたはマイクロアグレッションフォビアだ」というアウティングに該当するってば。