偏態パズル

●小説

「偏態パズル」（第２回）（総合文学ウェブ情報誌 文学金魚）2012年10月29日
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阿呆理詰日記4092

自分の目を他人の目に転換する装置とは？


人生に悔いを残さぬためには、悔いきれぬほどの悔いを作っておかねばならない。


思想が浅ければ浅いほど溺れがちに。思想が深まれば深まるほど上滑りがちに。


恋に溺れる者は決まって恋に渇き続けている。
愛に飢えれば飢えるほど選り好みが激しくなるだろう。


運命はもちろん、作れるし。ただしもちろん、信じなきゃ作れないし。


思い出に四種。思いから染み出たもの。思いから浮き出たもの。思いを超え出たもの。思いから放り出されたもの。



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　　2012年10月26日～28日
「言語表現」（月曜４限）受講生の作品へのResです。
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阿呆理詰日記4091

現実を虚構視することによってこそ、現実の中で諸事実が現実味を帯びる。
（←現実を虚構視することによってこそ、現実の地において諸図の虚構臭さが消える。）

阿呆理詰日記4090

謙虚でありたい。とりわけ、おのれを低く評価する判断の正しさについては、謙虚でありたい。

阿呆理詰日記4089

心は感動に動かされたぶんだけ、感じる機能を停止する。