阿呆理詰日記3599

美への憧憬が美の源泉。美への渇望が醜の充溢。醜の忌避が美の凍結。


攻められる隙をふさぎ、侮られる隙を開閉し、好かれる隙を開け放て。


近すぎて見えない。もっと近づかないと。


死の誘惑を増幅する主因――、生きようという希望。
死の魅力を削減する主因――、生きるよという諦め。


愛の言葉がたいてい曖昧なのは、曖昧な言葉が愛されているからばかりではあるまい。


成果なき努力を、努力という成果と見なす努力を！


不在と欠如が混同されるのは、差異が不在だからか、欠如しているからか。



…………………………………………………………
　　2011年６月23日
「言語表現」（金曜３限）受講生の作品へのResです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←3592

阿呆理詰日記3598

　疑問点→疑問線→疑問角→疑問面→疑問形→疑問体→疑問像→疑問場→疑問景→疑問層→疑問圏→疑問系→疑問界

阿呆理詰日記3597

疑問点を疑問面に拡げてみれば自ずと解決かも。
疑問形を疑問色で塗っておかねば永遠に解けぬかも。

阿呆理詰日記3596

勇敢と鈍感が似ているように、健康と鈍感が類するように、幸福と鈍感が近しいように、熟練に鈍感が伴うように、愛こそ鈍感を要するように、……鈍くちゃ実現しがたい美徳は創造性くらいか。

阿呆理詰日記3595

　差異フェチ ――こんな単純な文字列が2011/6/19に私が書くまでネット上に存在しなかったとは。世の中複雑。