三浦俊彦@goo@anthropicworld

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量子自殺の可能性

2011-07-18 03:04:00 | 活動メモ
人文死生学研究会 ・ 心の科学の基礎論研究会 合同研究会

 第九回人文死生学研究会を、心の科学の基礎論研究会との合同研究会として、下記の通り実施いたします。ふるってご参加下さい。

                  記

・(日時) 2011年7月23日(土)
 午後1時30分~5時45分
・(会場) 明治大学駿河台研究棟、3階・第10会議室
      (研究棟はリバティータワーの裏手の12階建ての建物です。
次の地図をご参照下さい。)              
      http://www.meiji.ac.jp/campus/suruga.html

・(趣旨) かって死はタブーでしたが、近年は死生学の研究も盛んになっており、その多くは臨床死生学です。しかし、自分自身の死についての洞察が臨床死生学の基礎には必要と思われます。人文死生学研究会は、そうした一人称の死に焦点を当て、哲学、倫理学、宗教学、心理学、人類学、精神医学から宇宙論にまで及ぶ、学際的な思索と研究の場として発足しました。
      今回で九回目になりますが、これまで「刹那滅」「輪廻転生」「死の非在論証」「人間原理」などがテーマとして取り上げられました。これらのテーマは、死に対する洞察が、哲学や科学において古くから問題にされている自我と時間の探求を、おのずから要請していることを明らかにしています。
      今回は、哲学的時間論の問題として、「現在主義」。理論物理学と自我の問題として、「量子自殺」を話題に取り上げます。

・(内容)1 「人文死生学研究会」の従来の議論の経緯
       重久俊夫 (人文死生学研究会世話人・西洋史、哲学)
       1時30分から
     2 時間の経過について :現在主義の観点から
       左金武 (哲学・大阪大学) 2時15分ごろから

       時間は本質的に変化を含む。なぜなら、時間とは経過するものであり、経過はそれ自体変化だからである。
       本論において私は、すべては現在にある(現在のみが存在する)という現在主義の立場に基づき、この時間の経過の実在論を擁護する。ただし、時間の経過は、ものの性質における変化に派生する、ある種の比喩にすぎない。そして、ものの性質における変化のゆえに、言明の真理値における変化が可能となる。
       これこそが、時間の経過という考えの実質なのである。

     3 量子自殺の可能性 ・ 「私」の存在の客観的価値について
       三浦俊彦 (哲学・和洋女子大学、「人文死生学研究会 世話人」)
               4時ごろから

     その後、6時ごろから懇親会の予定です。時間の許す方は、ぜひ、ご参加下さい。

・(参加資格) 趣旨に関心のある方はどなたでも参加できます。
     申し込みは必要ありませんが、会場準備のため、できれば事務局(重久)まで、ご一報下さい。
  (世話人・代表) 渡辺恒夫
   psychotw@env.sci.toho-u.ac.jp
(世話人)    三浦俊彦
(世話人・事務局) 重久俊夫
   ts-mh-shimakaze@yacht.ocn.ne.jp

なお、本会のテーマに関連する討論について、以下のHPで読むことができます。
http://homepage1.nifty.com/t-watanabe/academic_meeting_4.htm

また、心の科学の基礎論研究会に関しては、以下のHPをご参照下さい。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/kokoro.htm