盆、正月は、姉妹5人が私の家に集まる。
長姉は、80歳を超えた。
朝方、3番目の姉が、寝ている長姉のベッドに行き
「もしもし、悪い夢でも見てた?うなされていたよ」と起こした。
長姉は耳が遠い。
「ウンウン…」と返事はしていたので理解したと思った。
しばらくして、私と2人になった時
「早く、墓の修理をせんといかん。良くないことが起きる。今朝○○子が
おかしな事を言った。墓参りに行こう」と言い出した。
「悪夢を見てたみたいだったから、起こしたのよ」と再度説明したが
「ふぅ~ん…」とわかったのかどうか。
予定より早目の墓参りのお供をさせられたのでございます。
(地震で全壊したお墓は、建てて1年未満だった。
修理の順番が回ってくるのはあと数か月先)
耳が遠い故のおかしな聞き違いは、多々ある。
姉の義姉さんも耳が遠くて
「役所でバカにされた、文句言いに行く」と言われるそうだが
最近の公的機関やお店の人は、過剰なと思えるほど丁寧で
おそらく、聞き違いによる誤解なのだろうと思う。
私も、もしかしたら認知症と思われているんじゃないか?と
その慇懃さにとまどうこともある。