パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

映画「俺はまだ本気出してない」感想を

2017-01-03 14:41:23 | 映画

昨晩録画してみた。「俺はまだ本気出してないだけ」

「俺まだ」の原作はマンガだが、たぶんマンガテイストとは違う仕上がりになっているのかも。

ただそれが悪いという意味でなくて、面白かった。

主人公シズオ、40過ぎて無職、思いつきで漫画家を目指す、彼のゆるい感じダラダラした自分勝手な生き方、憧れちゃうかも(笑)

ただもし身近にいたら、軽蔑するだろう、あの子供のように(笑)

またシズオ自身は、自分にかなり葛藤がある、それを誰にも見せないため、誰にも分らないだけだが。

初心者とは思えないような彼の描くマンガ「人生300年」というのが、またユニーク!人生は短くあっという間、何とかしなければという父親のような一般的解釈とは正反対、もしかして人生300年あるかもしれないから、焦らないというテーマ。あれ読むと気分がホッコリすると思う。

宮田?(生瀬勝久…渋いサラリーマン役、上手い)友人が対称的だが、結果的にシズオという人間を見て、どんどん周囲の人間が変わっていくとこが面白い。山田孝雄も何考えているかよく分らない青年を演じていたが、彼が笑顔になるシーンは印象的。

シズオ自身は何も変わらないろくでない人物だが、彼に感化された人たちがどう変わっていくのか…

縛られたものから自由になるという感覚。

この物語が面白いのは、シズオ自身の器というのかな、そういうものが、あまりにゆるいため

シズオ自身が変わらないけれど、他が変わっていくその結果。

娘との関係(橋本愛ちゃん可愛すぎ)性で、娘の自分への愛情が分かりまた頑張ろうかという気になる父親シズオ…とてもリアリティがあって、ハートフル。人との関連性の中で、また本気出してやろうかと思うのがいいなぁと思った。自分のためには、本気になれないけど、誰かのためなら、また本気になる。そういうのは現実によくあることで。

主演は堤真一で、とことんカッコ悪いシズオを、カッコよく演じている。パンツ一丁、天然パーマ、まるでピコ太郎のような風貌をしていても、隠しきれないカッコよさ(笑)惚れ惚れしました。

 マンガを買って読んでみたいなぁ。これはこれで凄く斬新かもしれないので。こういう時電子書籍だったらすぐ、買って読むかも。


 

う~ん、散歩したいけど、まだダラダラしたいな・・・。映画の影響かもしれない。私もお正月に甘えてまだ本気だしてないし。

 

 

 

 

Comments (2)