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気ままに生活してるシニアの残日録

2024年ロンドン旅行(初日)

2024年11月15日 | 2024年ロンドン旅行

11月5日よりブログをお休みしていましたが、今日から再開します

今回ブログを休んだのは夫婦でロンドンに旅行に行き、ノートパソコンを持って行かなかったためである、パソコンが盗難にあった場合のリスクが高すぎるので、ブログは休むことにした

今回の旅行はホテルや航空券の手配などを全部自分でやる個人旅行である、なぜそうするかというと自由度が高いため、ただ、準備が大変であり、現地でテロやフライトキャンセルなど非常事態が発生した時の対応が大変になるが、そういうやり方全体が旅の醍醐味である

今回の旅行の直前に滞在予定中の11月7日と12日にロンドンの地下鉄のストライキがあると発表されて驚いた、そうなった場合にどうするかいろいろ考えて現地に行ったが、幸いストは直前で中止され、ホッとした

今回の航空券は貯まったJALのマイルを使って入手できたが、行先と旅行期間が適当な座席の空きがロンドン便しかなかったのでロンドン旅行となった、ロンドンやニューヨーク、パリは何回でも行きたいのでそれでいいと思った

さて、初日、今回は直行便で、出発は深夜1時ころ、自宅を夜の7時ころ出発して羽田に9時半くらいに到着し、チェックイン後サクララウンジに入り、簡単な夕食を取った

飛行機はボーイング787-8Dreamliner、ビジネスクラスで個室性・独立性の強い座席、ビジネスニーズによるものだろうが夫婦で旅行というケースにはあまり向いていないデザインだ、離陸後は就寝し食事は8時間後であった、行きは和食にした

飛行ルートは日本から北上し、アラスカ上空を飛ぶ北回り、ロシア上空を飛べた時と比べ2時間は多くかかり14時間半のフライト、ヒースロー空港に朝の6時過ぎに到着した、入国審査はe-gateでOKだが私も妻もなぜかエラーで通過できなかったので有人ゲートで入国

荷物は無事に到着し、エリザベスラインに乗り、地下鉄に乗り入れ後、1回乗り換えしWarren Street駅で降りる、その駅の目の前が宿泊先のホテル、荷物だけ預かってもらって観光に向かおうと考えていたが、チェックインもできると言われ、部屋に入り荷物をほどき一休みできたのは良かった

深夜に出発し、翌朝6時過ぎにロンドンに到着の今回の便はビジネスニーズを意識したものだろうが一番きついスケジュールだ、仕事をする人は到着したら時差ぼけのまま会社直行で、9時か10時から会議だろう、本当にご苦労様だ、これを考えると観光なんてどんなきつい日程でも我慢できる

さて、今回のロンドン観光の実質滞在日数は8日、観光のプランとしては

  • 市内の代表的な地区をゆっくり歩く
  • 夜はクラシック音楽を聴きに行く、今回は夜に4回、昼に1回聴きに行った
  • ナショナルギャラリーでお目当ての絵を見る
  • 日帰り観光でオックスフォードとカンタベリーに行く

仕事で数回来ているので、仕事の前後に有休をとってある程度の観光はしているし、嫁さんも一回来たことがあるので、あまりあくせくせずにのんびり街の雰囲気を味わうことで良いと思った、そしてテロやコロナ感染のリスクを意識しなければならない

ホテルについては、日本人はみな共通だろうがバスタブのある部屋を希望した、ツインベッドでベッド横に小さい机と椅子がある、テレビ画面は大きく、冷蔵庫やドライヤーもあり合格点だったがパジャマを持っていくのは必須だ

ホテルの窓から見えるスーパーM&Sの横にはホームレスのテントがいくつも並んでいる、ホテルの付近を歩いてすぐに気付くのはゴミがゴミ箱からあふれ、乞食が少なくないことだ

ホテルで一休みした後、さっそく観光に出発だ、今日の予定はメアリルボーン地区(Marylebone、バスのアナウンスはマリーボーンと聞こえた)の街歩きだ、比較的高級な地域で洒落た店が多い、ホテルの近くのバス停からバスに乗り、ベーカーストリートで降りる、近くにはマダムタッソーがあるが、そこへは寄らず地下鉄の駅の目の前に立っているシャーロック・ホームズの銅像にあいさつ

そして、ベーカーストリートに面したシャーロック・ホームズ博物館に立ち寄る

子供のころ親しんだホームズだが、大人になってからは遠ざかっていた、昨年、久しぶりにホームズの本を読み(その時のブログはこちら)、また興味が出てきたので行ってみた

帰国してから調べてみると、博物館は1990年に開館し、場所はコナン・ドイルの小説に出てくるホームズの住んでいたベーカー街221B番地となっているが実際の番地は違うらしい

また、ホームズ自体が架空の人物であり、この博物館を開館することをコナン・ドイルの娘はホームズが実在の人物と誤解されるので反対したこともあったそうだ、確かに博物館のホームページを読むとホームズが実在の人物のように書いてあるし、博物館の中で説明してくれた係りの人も実在の人物のように説明していた

なんだか騙されたような気がしたが結構観光客は来ている人気スポットだ

次にウォレス・コレクションを訪問した、15世紀から19世紀にかけての世界的に有名な美術作品、装飾美術作品および18世紀フランスの広範囲にわたる絵画作品、家具、武具、甲冑、磁器、そしてオールド・マスターの絵画作品を25室のギャラリーに展示している美術館

コレクションの所有者リチャード・ウォレス(1818–1890)氏の未亡人がコレクションの全てをイギリス政府に追贈し、この名前がついているようだ、入場は無料

すごい作品の数々であるが、絵画に関して言えば知らない画家の絵が多かった、わずかにヴァン・ダイク、ルーベンス、レンブラント、ベラスケスなどの絵がなじみのある絵であった

その後、メリルボーンの南端まで歩き、昼時となったので日本でも見たことがあるプレタ・マンジェ(PRET)に入った、この店は英国を拠点とするサンドイッチチェーンだが、最近日本から撤退した

料理はおいしかった、次にPRETのすぐ横にあったスーパーのMarks& Spencer(M&S)に入った、このスーパーはロンドン市内でよく見かけた

そして、M&Sの向かいにあるデパートのセルフリッジズに入ってみた、高級百貨店であり館内を見て回ると、クリスマスプレゼントを集中的に展示してあるフロアーがあり、華やいだ雰囲気で多くの客が入っていた、今回はいくつか百貨店をのぞいてみたが、セルフリッジズのクリスマス売場が一番良かった

さて、この日はメアリルボーンだけの予定だったけど、時間が余ったのでサウス・ケンジントンにあるロンドン自然史博物館へ、入場料無料、ここは映画パディントンで使われたので行きたくなった、元は大英博物館の一部門、自然史系の博物館としては世界でもトップクラスの規模

中に入ると広々した中央ホールがあり、そこにシロナガスクジラの全身骨格が展示してあり、この博物館の目玉となっている、これに圧倒された、この中央ホールを取り囲んで恐竜や鉱物などのいろんな展示室がある、シロナガスクジラの後ろには2階に上がる階段があり、2階からもこのシロナガスクジラを眺めることができる

今日は初日であり、夜の予定は入れなかった、ホテルに帰る途中でパディントン駅に寄った、ヨーロッパの鉄道の駅特有のホームが旅情を誘う、1番線のホーム脇にはパディントンがいたが見てる人はあまりいなかった

駅には食事する店もあるので、そこで見つけた日本料理の「わさびwasabi sushi & bento」で夕食を取ることにした、お寿司と温かいカツカレーを買って横のイートスペースで食べたところ、おいしかった、結構人気があるようだった

(続く)