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気ままに生活してるシニアの残日録

渋谷「名曲喫茶ライオン」に行く(2024年)

2024年12月15日 | カフェ・喫茶店

この日は夜、渋谷で観劇、せっかく渋谷に行くから観劇前に久しぶりにライオンに行ってみた、夕方5時過ぎに到着、もう暗くなっていた

ここは渋谷の道玄坂を登って行ったところの右側にある百軒店(ひゃくけんだな)の奥の方にある、百軒店は道頓堀劇場などもあり雑然としているところ、およそクラシック音楽とは真逆の雰囲気である、この点は吉祥寺の名曲喫茶バロックのある場所も同じだ

中に入ると直ぐに座れた、前回来た時と別の位置が良いと思い、この日は正面スピーカーに向かって左側の前の方に席に腰かけた、ここの席は全て正面のスピーカーの方を向いている

コーヒーを注文、ケーキなどは無いようだ、内部は昨年来た時と変わっていない、何しろ正面の上部に設置してあるスピーカーが大きく目を見張る、ここは立体音響と謳っており、2階席もあることからそのような位置に配置しているのかな、と思った

正面の床からスピーカーの間には棚があり、レコードプレーヤーやCD再生装置、レコードが収納してある、レコードはLPが大部分だがCDも見える、アナログ再生だけにこだわってはいないようだ

コーヒーと一緒にプログラムと称するペーパーをくれる、そこには12月1日から15日までのライオン・コンサートの曲目が書いてある、“毎日午後3時と7時に演奏”と書いてあるがこれはステレオ演奏という意味でしょう、“それ以外の時間帯にはリクエスト曲を演奏”と書いてある

私が滞在した50分くらいの間にかかっていた曲はバッハ、シューマンなどであった、かかっている曲のレコードは正面の棚に見えるように置いてくれるので確認したい人は見に行けばよいし、曲のはじめか終わりにマイクで曲名を放送してくれる

店内を見回すと、ここではじっくりと曲を聴くというよりはテーブルでパソコンやタブレット、本などを出して作業をしている人が多いのが特徴である、入口を入って右側にはボックス席のような席もあり作業に集中できそうだ、一人で来店する人が大部分なので話している人はいない

お客さんには外国人もいた、2、3人で来てひそひそ声で「すごいところだな」と驚いた感じの表情をしていた

この日は後に演劇鑑賞があるのであまり時間が取れなかったがたまには来てじっくりと時間を取って過ごすべきところでしょう、ただ、写真撮影禁止なのは再考してもらいたい、また、座席が窮屈で長居するには厳しい気がした、何かの機会に改善してもらいたいと思った


(道玄坂)

無くなってほしくない喫茶店である