ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

守谷の「サロンドカフェよしだ」でケーキセット

2023年07月14日 | カフェ・喫茶店

ゴルフ場からまっすぐ帰るつもりだったが、谷和原インター近くの「サロンドカフェよしだ」に寄って休むことにした。何回か来たことがある良い雰囲気の店だ。アド街に出たことがある。

駐車場も店内も広く、入口を入ると2方向に分かれてテーブル席が並んでいる。外にはテラス席もあるようだ。今日は左手の方の座席に腰かけた。半分以上の座席は埋まっているか。座席は広く、ゆったりとしている、静かで落ち着いた雰囲気、地元で人気のサロンのようなカフェである。若い人が来るというよりは、地元のマダムたちの御用達カフェという感じか、大きな声で話す人もいない、ランチメニューもある。

このカフェの自慢はコーヒーと紅茶のようだ。今日はケーキセット950円を頼み、私はアイスコーヒーと洋梨のタルトを、嫁さんはアイスティーとクリームチーズのタルトを注文した。両方ともおいしかった。

ここで炎天下のゴルフの疲れを癒やし、家路についた。

ご馳走様でした。また来ます。

 


「下館ゴルフ倶楽部」でゴルフ

2023年07月13日 | ゴルフ

茨城県筑西市の「下館ゴルフ倶楽部」でゴルフをしてきた。何度か来たことがあるコースである。ここはちょっと変っていて、ザ・ヒロサワ・シティーというレジャーランドで、ゴルフ場、美術館、パークゴルフ場を中心にみんなが楽しく集える郷という売り文句の場所。全部一カ所に集まっており、上記以外にもいろんな施設がある。費用は2人で17,500円。

最近広澤美術館ができてテレビの美術番組でも紹介された。私も昨年訪問したが、良い美術館であった。茨城の陶芸家板谷波山の作品などを展示していた。併設の庭園もあり、一度は訪れる価値は十分にある美術館である。

さて、ゴルフ場であるが、18ホール、ほとんどアップダウンの無いフラットな林間コース。ところどころに池が絡み、松林のせり出しが空間のハザードになりコースを難しくしている。このコースの良いのは、アップダウンの無いところ以外に、すいていることが多いことだ、そのため渋滞がなく、今日もスイスイ回れた。ただ、茨城県の平均的なプレー料金よりは少し高めであるが、私は十分払う価値があると思っている。

そして、この広澤シティーのオーナーの趣味であろうか、クラブハウス内や敷地内にクラッシックカーの展示があり、また、映画のポスターなどが額縁に入れて飾ってある。「風とともに去りぬ」など懐かしい映画ポスターが多い。

コースの状態は良く整備されており、ディボット跡やグリーン上のボール跡も少ない、ティーグラウンドの整備もまずまずである。そして、スコアカードの表示距離通りの距離でプレーさせてくれるのが良い。

いつもあまり混んでなく経営的に大丈夫なのかと心配になるが、きっとオーナーは地元の金持ちなんだろうから大丈夫なのであろう。ハウス内の職員は全員女性のようだ。

今日は日中の気温が35度以上の猛暑日だった。マスター室の近くに製氷機があり、飲み物用・氷嚢用にたっぷりと氷が用意されていたのも有難い。我々夫婦は猛暑日のゴルフに対する対策ノウハウはあり、熱中症で倒れるようなことはないのだが、コースがここまで配慮してくれると本当に有難い。そして、このコースはカート道がほとんど林の下なので涼しい。そして、進行が良いのでハーフ2時間かからずに回れて炎天下のコースの滞在時間も最小限で済んだ。こんな日に混んで、進行管理の悪いゴルフ場に行ったら悲劇だ。炎天下に1時間以上余計に出ていることになり、イライラするだけでなく、熱中症のリスクが高まる。

今日は先週のアフター・ゴルフで頑張りすぎて腰を痛めたので、広澤美術館に寄りたかったが、まっすぐ帰ることにした。

お疲れ様でした。


月島の「肉のたかさご」でやき豚を買う

2023年07月12日 | グルメ

先日、第一生命ホールにオペラを観に行った帰りに、月島の駅から直ぐのところにある「肉のたかさご」という肉屋があることを偶然見つけて、買い物をした。

この店は、やき豚が有名らしい、店に行ってみると、店内は普通の肉屋さんと変らないが、店に入ると冷蔵庫の中に真空パックにしたやき豚がいっぱい陳列してある。確か100グラム500円くらい。安いなと思ったが、実際売っているのは400グラムとかそれ以上のもので、値段で言えば、2,000円から5,000円くらいのもの。私がたまに行く吉祥寺の肉のさとうでも焼き豚を買うが、いくらくらいの値段だったか思い出せない。ハンバーグ用の粗挽き肉がだいたい100グラム350円から500円くらいなので、だいたいこんなものかと思った。

店には、メンチカツやコロッケもあり、これも結構人気があるようなので、今日はやき豚1,976円とメンチ390円、やき豚コロッケ270円を買った。合計で2,849円。

この店で感心したのは店員さんの親切さだ、私が2,000円くらいのやき豚真空パックをとってレジに行くと、このパックの肉は背脂もある脂肪多めのものだがそれで良いのかと確認され、脂肪が少ない方が良いと言うと、冷蔵庫の前まで出てきてくれて陳列されているものの中から私の希望に合うパックを3つ4つ選んでくれて、この中から選んでみてはと言ってくれた。また、包装も暖かいメンチやコロッケと冷蔵のやき豚を別にした方が良いとか、自宅までどのくらいの時間がかかるか、それなら保冷剤をいくつ入れておくとか大変親切に対応してくれた。客を大事にする姿勢が感じ取れる非常に好感の持てる店だった。

家に帰り、早速これらのものをつまみに一杯やって見たが大変おいしかった。やき豚にはタレが付いていた、そして柔らかくておいしかった。メンチやコロッケはかなりスパイスがきいている味がした。

ごちそう様でした。


林美智子の『フィガロ』を観に行く

2023年07月11日 | オペラ・バレエ

読者の皆様の中に、今回の九州北部、山口県などにおける集中豪雨で被災された方がいらっしゃったとしたら、心よりお見舞い申し上げます。テレビの画面の土石流、川の氾濫のすごさに驚くばかりです。これ以上の被害がないこと、また、速やかに復旧されることを願っています。

先週の土曜日は、メゾソプラノ林美智子のセルフプロデュースによるモーツァルト作曲、ロレンツォ・ダ・ポンテ台本による傑作オペラ三部作『コジ・ファン・トゥッテ』、『ドン・ジョヴァンニ』、『フィガロの結婚』のうちの最後の『フィガロの結婚』を観に行ってきた。



アンサンブルのみで構成された、とびきり愉しいモーツァルトの世界を楽しめるというのが売り物だ。全アリアカット、重唱(イタリア語/字幕付)と台詞(日本語)だけで、モーツァルトのアンサンブル・オペラの醍醐味が味わえるという。先月、ドン・ジョバンニを観てよかったので、今回のフィガロも観ようと思った。

場所は第一生命ホールで、今日はS席、6,000円。当日券はなく、完売だそうだ。767席の室内楽用のホールだが、伴奏がピアノだけなので、ちょうどよい広さだ。

出演は

アルマヴィーヴァ伯爵:後藤春馬(バス・バリトン)
伯爵夫人:腰越満美(ソプラノ)
フィガロ:加耒徹(バリトン)
スザンナ:鵜木絵里(ソプラノ)
ケルビーノ/バルバリーナ:林美智子(メゾソプラノ)
バルトロ:池田直樹(バス・バリトン)
マルチェリーナ:竹本節子(メゾソプラノ)
ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ:高橋淳(テノール)
アントニオ:志村文彦(バス・バリトン)
ピアノ:河原忠之

日本語台詞台本・構成・演出:林美智子

前回観たドン・ジョバンニの時(こちらを参照)の学習効果があって、戸惑うことなく観られた。出演者は皆頑張って演じていた、歌も演技もうまかった。ピアノの河原忠之もピアノを離れて演技に加わったりしてよかった。河原さんはNHKのクラシック倶楽部に出演していたときのインタビューなどを見ると真面目そうな人だと思ったが、このシリーズでは地で行っているのか、ひょうきんなところを出していたのがよかったと思う。このチーム一丸となって厳しくも楽しく訓練を積んで来たことが想像される。このような良いチームができるのも林美智子さんの腕であろう。

私はオペラはやはり悲劇ではなく、このシリーズのような喜劇やハッピーエンドが好きだ、この点映画の好みとは違うが。今後も新しい企画で新作をどんどん披露してほしい。例えば、セビリアの理髪師やメリー・ウィドウなどはどうか。是非見たい。


「日本フィル 第752回定期演奏会 道化師」に行く

2023年07月10日 | オペラ・バレエ

サントリーホールの「日本フィルハーモニー交響楽団 第752回定期演奏会」に行ってきた。2階奥のA席、6,500円。演目はレオンカヴァッロ:オペラ『道化師』演奏会形式)。今日は8割くらいの埋まり具合か。金曜日の夜なので会社帰りの若い人女性たちも結構来ていた。

ちょっと前に録画しておいた道化師を見たばかりだったが(こちらを参照)、その時は今日のチケットが道化師だったことはすっかり忘れていた。偶然、予習をすることになったのは幸いだった。

このオペラはヴェリズモ・オペラといわれ、写実的・現実的オペラと訳される。その意味は、神話を題材にしたようなオペラではなく、その作曲家が生きていた時代に起きた、起こりうる事件やドラマを題材にしたオペラという意味。1892年ミラノで25才の若きトスカニーニの指揮で初演、35才だったレオンカヴァッロは一夜にして時の人になった。

出演は以下のとおり

カニオ:笛田博昭(旅芸人一座の座長、道化師)
シルヴィオ:池内響(ネッダの愛人)
ネッダ:竹多倫子(カニオの妻)
ベッペ:小堀勇介(一座の色男)
トニオ:上江隼人(一座の狂言回し、ネッダに気がある)

指揮:広上淳一
合唱:東京音楽大学、杉並児童合唱団
日本フィルハーモニー交響楽団

歌手も楽団も合唱団も指揮者も一生懸命やっていたのは伝わってきた。歌手の皆さんは知らない人ばかりだが、良い演技と歌を披露していたのでカーテンコール時の拍手も大きかったし、歌手たちもやりきったという表情をしていた。

この演目の最後に、カニオがネッダとシルヴィオを刺し殺し、「悲劇は終わりました」という台詞を言って終わりになるが、その台詞を誰が言うかという謎解きがコンサート・プログラムに書いてあった。先日見たザルツブルグの道化師では確かトニオが言ったが、ネットで調べられる道化師の解説ではカニオが言うとなっている。コンサート・プログラムでは、初演の時はトニオが言ったが、その後、レオンカヴァッロが関与した再演ではカニオが言うことに変更され、楽譜も2バージョンあるとのこと。さて、本公演ではどうなったか・・・

運営面に付いてコメントをしたい

  • 日本フィルのホームページを事前に確認してみると、本日のコンサートのプログラムが無料公開されている。これは大変有難いことだ。ホールでも紙のプログラムは配布された。自宅にいてゆっくり予習できるのは大きなメリットだ。また、動画で本日の演目の解説(5分)が見られるのも有難い。このような取組みはたの楽団でもやってほしい、有料でもよい。
  • また、日本フィルは過去の公演動画をアーカイブとして1,000円で公開しているのも有難い。知らなかった。また、ホームページを見ると日本語の他に英語でも見られるようになっており、いろいろ経営努力をしていることわかる。他の交響楽団のことは知らないが、いろいろ努力してファンを増やそうとしている意欲が伝わる。
  • 今日の公演は写真・動画撮影は禁止だが、カーテンコール時には写真のみ撮影可能と公演直前に放送していた、これは有難く評価できるが、張り出しには撮影禁止としか書いてなかったのは不親切ではないか、館内放送も楽団員の楽器の練習の音で聞き取りにくい、カーテンコールの最初の方では写真を撮る人がほとんどいなかったのは事前の説明が不足しているからだと思う。字幕の装置を使って写真撮影可能と表示してはどうか。

さて、公演は7時からだったので少し早めに行って、前回来たときと同様、ホールの前のアークヒルズにあるThe City Bakeryでハニーレーズンスコーン388円を買って、アーケード下の椅子に腰かけて軽めの夕食とした。おいしかったし結構大きいのでシニアの質素な夕食にはちょうどよかった。

お疲れ様でした。


怖い出来事(破傷風)

2023年07月09日 | その他いろいろ

先日、雨上がりの日に半ズボン、裸足にサンダル履きで近所を散歩していた時転倒した、その時の状況とその後の経過。

(受傷後10日くらいの写真、傷口はかなり治ってきている)

  • 散歩の途中で左に曲がる道を間違え、とっさに右に向きを変えようと右足を体の右横に踏み出した瞬間、雨上がりの地面(タイル)に滑らせて転倒し、右足の膝と親指近辺を擦りむいた。
  • 傷口からはうっすらと血が滲み、真っ赤になってきたので、つばを付けて、慌てて家に引き返し、消毒液付きの大きめのバンドエイドのようなものを貼付けて済ませた。
  • 2日後、夜風呂で、右足の膝から下全体がピンク色になっているのに気づいた。近くの総合病院に時間外で診療してもらう。
  • 医師は、転んだ場所が悪かった、道路にはいろんなばい菌がいる、破傷風に感染していると呼吸困難などの深刻な症状になるので直ぐにワクチンを打つ、そして明日また来い
  • 破傷風は発症すると20%の人が死亡する、死亡するのは60代以上の人が大部分、潜伏期間は3週間、7日目が平均発症期間・・・・真っ青になった
  • 翌日、外科の先生に見てもらい、傷口とピンク色に腫れている部分に薬を塗り包帯で巻かれた、2日後に来い、このピンク色の腫れは破傷風の症状ではない、破傷風の症状が出たら治らない、ワクチンは受傷後6時間以内に打たないと効かない・・・発症したら終わりだ、転んだ日に直ぐ医者に行けばよかった
  • 2日後には包帯は取れて傷口を洗浄して薬を塗ってガーゼを貼って、あとは毎日自分でやれ、1週間後に来い

普通、転んで擦りむいたくらいで医者には行かないだろう、子供の頃ワクチンを打っているのでそれで大丈夫、1968年以降接種が義務化された、接種していても60才頃には効かなくなる、60才以上は道で転んで擦りむいただけで死ぬ場合もあるということだ。ホンマかいな。

転んだ日から3週間、毎日「発症しないでくれ」と祈って暮らしたが生きた気がしなかった。嫁さんは取り合わないが当人は深刻だ。ネットで医者の説明を読むと、家庭菜園などでガラス破片やクギでケガした場合などでも感染するという。傷口が小さくても感染する。夏場のゴルフや山登りで転んでケガすることもあり得る。

やっと3週間経過してほっとしたが、転んだだけで死に直面するようなことがあるのかと信じられない。何にも無くてよかった。皆さんも気をつけましょう。

シニアが事故や転んでケガしたり擦りむいたら直ぐに医者に行く、60才過ぎたら破傷風ワクチン打つ、家庭菜園や雨上がりの散歩、登山、ゴルフなどは気を付ける、これが教訓です。


映画「ベルファスト」を観る

2023年07月09日 | 映画

映画「ベルファスト」(2021、英、監督ケネス・ブラナー)を観た。

この映画は、北アイルランド・ベルファストに暮らす9歳の少年バディの目を通じてアイルランド紛争の悲劇を見たもの。少年が住んでいたベルファストは住民同士が顔なじみで一つの家族のような街だったが、アイルランド紛争を境に分断されてしまう。住民の間の対立が激化し、暴力と隣り合わせの日々を送る中、バディの家族は故郷を離れるべきか否か苦悩する、最後には・・・

この映画はケネス・ブラナーの半自伝的ドラマ、彼が幼少期を過ごしたベルファストが舞台。監督以外にもバディ役のジュード・ヒルは北アイルランド出身、父親役のジェイミー・ドーナンは ベルファスト郊外の出身、母親役のカトリーナ・バルフはアイルランド ダブリン出身、じいちゃん役のキアラン・ハインズはベルファスト出身と映画の舞台となった地域やアイルランド出身者が多数登用されている。

北アイルランドにおけるカトリックとプロテスタントの紛争は遠い彼方の国の問題としてあまり興味がわかなかったが、これは日本が多神教の国で他宗教に寛容な国だからであろう。中東問題についてもビジネスで関係でも無い限り、イスラエルとパレスチナ、シーア派とスンニ派の対立と聞いても、やはりピンとこないし、詳しく調べてみようとも思わない。また、ちょっと調べたくらいではとても理解できない。この映画の舞台になったベルファストは北アイルランドの首都だが、こういうことも知らなかった。

さて、主役の少年バディだが、なかなか賢い少年だ、素直でかわいいが、いろんなことについてちゃんと自分の意見を持っている。親や世間のこともよく観察している。そして辛いことがあってもめげないで健気だ。おじいちゃんやおばあちゃんと接しているため、その2人からいろんなことを教えてもらっているためだろう。こういうところは今の核家族では得られない大きな利点だ。また、住民同士皆家族みたいなものであるという紛争前の街の姿もノスタルジーを感じる、日本も昔はそうだった。まあ、いずれも良い面と悪い面があるけど。

この映画を見て、バディー家族はカトリックなのかプロテスタントなのかよくわからなかった。多分、プロテスタントなんだろうが、最初に自宅の周りが襲われるところを見るとカトリックなのかなと思うがどうであろうか。最後までハッキリしなかった印象がある。


松戸の「軍次家」でうな重を食べる

2023年07月08日 | グルメ

昨日のゴルフで腰が痛くなったので、今日はなぜか腰痛に立ち向かうため、うなぎが食べたくなった。嫁さんとどこへ行こうか考え、久しぶりに松戸駅前の軍次家に行くことにした。店は駅前のビルの2階にある。

この店はHPで確認してみると、松戸市古ヶ崎にあった軍次屋が本家で、大正13年に先代の齋藤清次郎が松戸駅前売り場として出店した、とある。随分歴史のある店だ。今までも何回か来たことがある。

ここはうなぎ以外の定食ものも食べられるがメインはうなぎの店である。12時過ぎに行ってみると空席がある。メニューを見て特上うな重4,730円をたのむ。うな重はこれ1種類。うな丼はうなぎ1枚しかのっていないので、奮発してうな重にした。

店内は清潔感があり、上品な感じ。来てる客も若い人ではなく中高年の人が多い。したがって、落ち着いた雰囲気がある。ランチメニューはそれほど高くないがうな重はこんなもんだろう。高くなったものだが仕方ない。

20分ほど待って、待望のうな重が出てきた。肝吸いとお新香が付いている。蒸しと焼きとで作った関東風の蒲焼きである。山椒が一袋。お重は普通の店のサイズより大きい気がするのはうれしい。大盛りにもできるが普通盛りで注文した。

食べてみると、たいへんおいしい。焼き加減、蒸し加減、問題なし。ゆっくり味わっていただいた。これで元気が出てきた。日本の夏にはうなぎが必要だ。

ご馳走様でした。また来ます。


歌舞伎の「勧進帳」と「伊賀越道中双六~沼津」を観る

2023年07月07日 | 歌舞伎

テレビで歌舞伎を放送していたので録画して観た。

今回は最近の公演ではなく、だいぶ前の公演だ。1980年の勧進帳と1987年の沼津だ。勧進帳はあまりにも有名だが、沼津は初めて観る演目である。

勧進帳で弁慶を務める二代目尾上松緑(1913~1898)は六代目尾上菊五郎のもとで修行をして芸を磨いた。1972年には人間国宝に認定される。1987年に文化勲章を受章。当代四代目松緑(1975~)は孫で、2022年(当時26才)の襲名披露公演で演じたのが勧進帳の弁慶だった。その時稽古してくれたのが叔父の12代團十郎だった。その後、富樫や義経も演じた。

勧進帳と沼津の両方に出演している十七代目中村勘三郎(1909~1988)は1975年人間国宝に、1980年に文化勲章を受章、ゲストの波野久里子は勘三郎の娘で、父の勘三郎の出演した歌舞伎の中で一番好きなのが沼津だという。

勧進帳は筋も分かっているので何の準備もなく見ても何とか理解できるが、話し言葉が昔の話し方なので、台詞を聞いて内容を理解するのが難しい。日頃イヤホンガイドがいかに便利な存在か分かる。松緑の弁慶、勘三郎の富樫はそれぞれしっかり演じていたと思うが、他の役者の演じ方とどう違うのか、というところまでは自分の知識ではまだ見分けがつかなかった。何かこの役者の勧進帳、というような自分で何遍も観た基準となる勧進帳を持っていないと批判はできないであろう。

沼津は初めてなので、少し予習をしてから観たが、こちらの方は世話物で台詞も日常会話と同じなので何を話しているかは理解できた。中村勘三郎の演技だが、平作が重兵の荷物を天秤棒を使って運ぶ場面で、舞台から客席にぐるっと一周するのだが、そのよろよろした歩き方が実にうまいものだった。

「勧進帳」(1980年、昭和55年)

出演

弁慶:二代目尾上松緑
富樫:十七代目中村勘三郎
義経:尾上梅幸

インタビュー出演:四代目尾上松緑

「伊賀越道中双六~沼津」(1987年、昭和62年、四国こんぴら歌舞伎)

出演

平作:十七代目中村勘三郎
呉服屋十兵衛:二代目松本白鸚(当時九代目松本幸四郎)
お米:澤村藤十郎

場所は香川県琴平町の金丸座、1835年建立、日本で一番古い芝居小屋。

インタビュー出演:波乃久里子(十七代目中村勘三郎の娘)


ゴルフの帰りに「アクアワールド(茨城県立大洗水族館)」に寄る

2023年07月06日 | 街歩き・国内旅行

ゴルフの帰りに「アクアワールド(茨城県立大洗水族館)」に寄ってみた。1人2,300円。

大洗海岸に面したところにある。大洗カントリーの直ぐそば。それほど混んではいない。チケット買って中に入るとちょうどイルカショーをやる時間だったので最初にそれを見た。プールの周りには小さい子供ずれの家族がいっぱい集まっていた。

最初にアザラシの芸、そのあとにイルカのショーがあったが、さすがにシニアにはそれほど感動するものではなく、小学生以下の小さい子供や孫を連れて来るところだと思った。

そのあと、館内を順路にしたがってざっと観た。大きな水槽に大小様々な魚が泳いでいるところが最大に見せ場だ。そのほか、いろんな種類の魚を観て、最後は屋上の展望台に昇って大洗の海を見渡したが絶景であった。夏場はさぞかし多くの海水浴客であふれかえるのであろう。近くに大きな駐車場が見えた。

大洗はアド街を見て知ったのだが、ガールズ&パンツアー(ガルパン)という漫画の舞台になって一気に有名になり、ガルパンファンが押し寄せ、街に活気が戻った、冬は元々アンコウ料理で有名で、以前、冬にゴルフで来てあんこう鍋を食べて帰ったこともある。

今日はさすがに大洗の街を見て回る元気は残っていなかったが、ガルパンの写真が至る所にあるのはよく分かった。今度またゴルフとセットできます。

お疲れ様でした。