No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

そうか村上牛は液体だったのか

2025-01-26 | 街:新潟





新潟県の村上市に日帰りで行ってきた。少し前に「大人の遠足」と称して、鉄道で日帰り往復した。望外に楽しかったので、もう一度村上への遠足に行きたいと思っていた。「日本海きらきらパス」というJRの周遊切符を利用することで成り立った遠足だった。だが残念なことに、日本海きらきらパスは昨年末に廃止になってしまった。仕方がないので今回の遠足は車利用となり、長距離ドライブで日帰り往復してきた。

遠足には幾つかのテーマがあった。まずは村上牛からいこう。以前から気になっていた「江戸圧」さんにて、村上牛のうす切り丼(上)を頂く。ステーキ丼にするか最後まで悩んだ。店員の勧めもあり一番人気のこれを頼んだ。うす切りの村上牛は半生(レア)状態であり、炙りを入れているので香ばしい。絶妙のタレがご飯に絡む。口に入れた瞬間に肉は溶けて、液体化してしまう。まさに村上牛の液状化現象である。抜群に旨いが、巷で言われる欠点は二つ。一つは量が少ない。もう一つは高い。量についていえば、僕にとってはむしろ理想的な量だった。人によっては足りないとは思う。もう一つのネックである値段、それは3000円だった。年に1〜2回のうな重を除けば、僕はランチに3000円どころか、1000円以上出すことも殆どない(田舎なのでそういう店自体が殆どない)。村上牛は日常的に食べるランチにはなり得ないけど、小さな贅沢を味わうには最適でもある。現在、僕は日常生活で殆どお金を使わなくなった。旅を除けば月に3000円使うかどうかも怪しい。今回は村上で1万円(泣)を使い切ろうとしたわけだ。実際のところ、丼3000円にノンアルコールビール400円。それ以外には、酒2本で4500円(うち1本は〆張鶴の吟醸)の土産。コンビニの珈琲100円。丁度8000円の日帰り遠足だった。これで激しく贅沢をした気分になった(笑)。

GRⅢ
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