もうこれね、僕のために造った酒かと思った。「死後さばきにあう」、お馴染み（？）のキリスト看板を、そのままデザインに取り入れた日本酒である。しかも「聖書」と書かれている部分が「清酒」となっている。ツボにはまり過ぎている。この酒は、岩手県北上市の喜久盛酒造 が造ったものである。名前もそのまま「死後さばきにあう 生原酒」。蔵元の５代目がアイディアマンで、岩手県の町に溢れるキリスト看板を見て、このデザインで日本酒を作ればヒット間違いなしとアイディアを温めていたそうだ。そして実際、蔵元史上最大のヒットとなったそうだ。多分、「聖書」と「清酒」のところで、自ら噴き出していたに違いない。
でも色物扱いだけで売っているわけではない。実際飲んでみると結構旨い（僕は大抵の酒にそう言っているが・・・）。生らしいフルーティーな風味の奥に、伝統的な日本酒のどっしりとした味わいも感じる。食べかけで汚い写真で申し訳ないけど、仔牛肉のステーキと合わせたら、とても旨かった。これは冷酒で呑む酒だと思う。眺めて良し、写真に撮って良し、呑んで良し。言う事なし。
追伸：誤解がないように注記すると、あくまで看板へのパロディであり、宗教自体へのパロディではない。東北地方の町には、あちらこちらに所謂「キリスト看板」が掲示されている。それは宗教的な意味合いを超えて、もはや町の一部となっている。土着の風景なのである。
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すごい名前のお酒ですね。
ウケました😄
町中のその看板の数は、想像するよりもずっと多いんでしょうね。
画像のインパクトに驚きましたが、
本文はロクさんなら多分こう書かれるのではないかと
なんとなく想像しながら読んでみたら、
冒頭からまんまに書かれていました。
いつ見ても素敵なお家ですね。
ぼんやりとだけど。 lily
キリスト看板を見るとどうしてもコラージュの
「ネコと和解せよ」が思い浮かんでしまう私も、死後さばきにあうんでしょう。
不謹慎かもとは思いますので、
「あくまで看板へのパロディであり、宗教自体へのパロディではない」のは前提で。
でも、「ネコのさばきは突然にくる」とか、まったくその通りですもの。
"死後"のさばき。なら、今は
聖書より、清酒でしょ。
看板ですが、都会でいえば消費者金融とかの看板をよく目にすると思いますが、それ以上の頻度です。東北で付いていない町はないと思います。
残念ながらバリエーションはありません。もう中身を入れ替えてでも、瓶を使いまわしたいくらいです。
本物の看板を参考に掲載すれば良かったですね。いらないか（笑）。
写真は殆どiPhoneで撮りました。ポートレイトモードで背景をぼかし、片付いていない汚さを隠しております。
ワインだとガチになり過ぎるので、日本酒で丁度良いかもしれません。
サイダーとかだと誰もが飲めますが、あまり大体的にやると、炎上してしまう世の中です。
ユーモアに寛容でありたいと、酔っ払った頭で思いました。
「ネコの裁きは突然くる」（笑）。
真理です。恐ろしいです。果たしてネコと和解できるのでしょうか。
「ネコへの態度を悔い改めよ」というパッケージのちゅーるなんてどうでしょうか。
でも飲みすぎると、死後ではなく翌日にさばき（二日酔い）が来そうです。
看板の分布について、いつか調べたいと思っております。