かつては個人経営のパチンコ店が、どんな町にもあった。癖のありそうな客がいて、癖のありそうな店員がいた。素性の知らない客が出入りすると、店中から注視されたりした。一見の客が遊んで勝つということは稀だったと思う。そういうパチンコ屋さんの殆どは消え、資本力のある大手(全国でも地場でも)が市場を席巻した。そしてその大手でさえも、今や苦境に立っている。パチンコは間違いなく斜陽産業となった。
そういう懐かしの個人経営パチンコ店は、店舗跡ですら希少になった。残った数少ない店舗跡も、次々に解体されている。それをとくに惜しいとは思わないが、見かければ記録はしている。「パチンコチャンス」。何人の男女にチャンスを与えたのだろうか。チャンスを求めて吸い寄せられ、討ち死にした客はどのくらいいるのだろう。
GRⅢ
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