毎年とまではいかなくても、大体5年に3回くらいのペースで角館の紅葉を見に行く。ここ数年はコロナ禍の観光控えで、ゆったりと見学することが出来た。例年この時期は、雨か曇りになる確率が高く、その分紅葉もしっとりと美しく見えることが多い。今年は観光客も戻り大混雑であり(観光地にとっては良いこと)、しかも天気は恐ろしいほどの好天となった。こんなに眩しい陽が差す11月というのは、秋田県では滅多にないことである。観光客は大喜びだが、写真撮りにとっては厳しい条件となってしまった。
こんなときは、もう達観するしかない。目くじら立てて写真を撮ることもない。のんびり歩きながら、ゆるく写真を撮るに限る。「お作品」など土台無理な話である。ちなみに僕の個人的な調査によると、根からの秋田県民は角館に行くことは殆どないようだ。東京育ちの子が東京タワーに行ったことがないとか、京都市民が清水寺に行かないとか、そんな感じだろうか。一方で他所から移住した僕は、角館に日帰りで行ける喜びを噛みしめている。この日は汗ばむほどの陽気だったが、わずか数日で雪が舞う真冬のような天候に変わった。女心と秋の空(違うか?)。いまだにさっぱり分からない。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
X-PRO3 / XF90mm F2.0LM WR
鮮やかな紅葉に、強い陽射し。見た目は綺麗でしたが、写真としてはしんどいものがありました。
もしかしたら「ダイナミックレンジ」は、こういう時に調整する機能なのかと、後で気づきました。次はチェレンジしてみようと思います。
以前にXF18-55を持っていました。正直それほど写りは変わりませんが、16mmスタートは大きいですね。望遠のときにニョキーと伸びるのだけは苦手です(笑)。
「秋!」という感じで非常に鮮やかな角館の画を非常に愉しく拝見しました。素敵な画を有難うございます。内陸で1日の中の寒暖差が大きい故か、紅葉が凄く鮮やかであると思いました。
上から4枚目の門や塀が少し暗い中で紅葉が陽光を受けて輝いているという画が殊に気に入りました。紅葉そのものというより「紅葉が在る様子」というのが好いと思いました。
そしてXF16-80mmF4を使われたのですね。アレを装着したカメラを提げて、気が向く場面で積極的にカメラを使うというのも好い感じだと思います。
素敵な画に重ねて感謝!