秋田県の由利高原鉄道。田んぼの真ん中に浮かぶ小さな「曲沢駅」は、もうすっかり秋。稲穂は黄金色に染まり、稲刈りが目前に迫っている。ついこの間、真夏の景色を撮ったばかりだと思っていた。世の中がどうあれ、季節は移ろい行く。そういえば真夏の景色を撮った時は、「ついこの間、春の景色を撮ったばかりなのに・・・」と思った。春の景色を撮った時は、「ついこの間まで、真冬の景色だったのに」と思った。そうやって一年は過ぎていくのだな。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
※以下に、他の季節(夏、春、冬)の写真を再掲する。見比べると、より楽しいと思う。
(2021年8月)
(2021年6月)
(2021年1月)
これは凄く素敵な記事で、愉しく拝見しました。
「秋田県」と聞けば「米」という連想なので、水田は何となく「秋田県らしい」と思いますが、その脇の鉄路は本当に「水田に浮かんでいる」という感じです。
水田は稲の生育で見え方が変わりますし、使っていない状態に積雪も在る冬は様子が全然変わります。その変化が判るように4点…秀逸です!雪が積もった冬は、水田と縁が無い場所でも視られると思いますが、他は本当に水田の様子の変化と共に移ろう季節という様子だと思います。
時季毎に「前の季節の様子を視たのはつい最近?」と思い出す感じに関して、思い当たる感覚と思いながら拝読しました。
素敵な記事、秀逸な写真に感謝!
6さんも時の流れの速さを感じるようになったのですね・・・
コロナ禍のせいもあるかもしれませんが、一年がすぎるのが、あっという間で焦りますね。
いつも気分の赴くままに写真を撮っていて、大きなくくりはあっても、統一的なテーマが僕にはありません。この田圃に浮かぶ無人駅は、ひとつのテーマになり得るのではと考え始めました。ですからとても嬉しいコメントでした。
追伸:時季毎の時間の流れは、本当にご指摘の通りです。
ここ数年、今までの倍以上の速さで時間が流れます。ぼっとしていると、追い越されそうに感じます。
時間の貴重さを噛み締め、移ろい行く季節を慈しみたいと思います。
この駅も、冬の情感は格別だと思います。
良いですよね!