2024年の初夏のある日、宮城から茨城に戻る途上、常磐線木戸駅で途中下車しました。
木戸駅のプラットホームには城のミニチュアが建っています。駅の所在する楢葉町にあった城にちなんだものと祖父から教えられた記憶があります。名前は「木戸城」と教わった記憶があるのですが、正式名称は何なのでしょうか。
さて、なぜ私がこの城について書くのかというと、小学生くらいの時分に、祖父に連れられてこの駅を訪れたことがあったからです。
祖父の父(つまり、私から見て曽祖父)が国鉄(←鉄道省)職員で、木戸駅の駅長をしていたのです。
現在の木戸駅は、待合室のみの質素な作りになっていますが、私が訪れたころは事務室のある、昔ながらの駅舎でした。
その時は、祖父が駅員さんにことわって事務室の中に入れてもらい、飾られた歴代駅長の写真の中からこれが曽祖父だよと教えてもらった記憶があります。
さて、木戸駅の城は昔と変わっておらず一安心でしたが、気になるのは事務室に飾ってあった曽祖父の写真の行方です。どこかにまだ保管されているのだろうか・・・
以下余談。
城の傍には、消されたワンマン乗車口の案内札が立っています。これは仙台の701系による整理券方式のワンマン列車があった名残ですね。E531系による都市型ワンマン列車では全てのドアが開きますので、この札は消される必要があります。保守用車線には何やら気になる車両が・・・こちらは別記事で紹介したいと思います。
写真は全て2024-6-4撮影
(フィルム:MARIX 400D/現像:奈良写真現像屋さん)