宮城野貨物のブログ

鉄道・バスの写真を載せていきます。

SD55 101と「解体線」の貨車

2023-11-19 12:00:00 | 仙台臨海鉄道

山側のコンテナ荷役線への通路で入換中のSD55 101と、「解体線」に入れられたタキ38000形です。
通路線から分岐するこの短い留置線は当時は貨車の解体に使われていましたが、仙臨社史によれば元々は化成品荷役線だったようです。解体作業でラフタークレーンを横付けしていた場所に、かつてはタンクローリが乗り入れていたのでしょうか?
新専貨廃止後は貨車の解体に使われることもなくなり、その後の震災復旧に伴う配線整理で廃止されました。
(仙台港 2008-3-15)

18D形コンテナ(平成元年製作)

2023-11-18 20:54:25 | コンテナ

5665レの最後尾に積載されていた18D-257。
番号表記の下に、内容積と共に「平成元年製作」の表記があります。
私が雑誌やネットで観察した範囲では、製作年は「縦長の票差し(貨車でいうところの修繕票差し?)が付いている側」にのみ表記されているようです(内容積についても同様)。「平成2年」以降の表記は見かけないので、ある時点で表記を止めたようですが、詳細はよくわかりません。
(陸前山王 2004-7-3)

仙台西港線 中央幹線西踏切 2009年

2023-11-15 18:09:05 | 仙台臨海鉄道

2009年に撮影した、仙台西港線の中央幹線西踏切のようすです。前回紹介した仙台埠頭線「中央幹線踏切」と同じく「中央幹線」と交差していますが、西港線の方が後に開業したため、踏切名に「西」が付いたものと思われます。
西港線は踏切信号のついた踏切が多いですが、この踏切の珍しい点は「歩行者用踏切信号」があることです。「踏切信号は車両の一時停止を不要とするために設けられる」という常識からすると奇妙な存在に思えます。しかし、上の写真を見ると踏切警報機は車道の上下それぞれで車両の進入方向にのみ設けられており、歩道に対するものではないことがわかります(歩道に遮断機はあり)。したがって、歩道に対しては踏切信号で踏切警報機を補完するという状況になっています。車道を挟んだ反対側の歩道の踏切(写真奥)は車道に対して直角に設けられており、車道の踏切から独立しているため、この状況がよりわかりやすいと思います。
現在、これらの信号機はLEDタイプに更新されたようですが、配置は変わっていないようです。
(仙台港〜仙台西港 2009-10-18)

仙台埠頭線 中央幹線踏切 2008年

2023-11-05 19:46:36 | 仙台臨海鉄道

2008年に撮影した、仙台埠頭線の中央幹線踏切付近のようすです。仙台港駅から直線を進んで来た列車はここから180°カーブの区間に入り、通運倉庫の脇を抜けて行きます。仙台港駅の引上線として使われている関係か、中央分離帯の部分に「入換進出禁止」の標識があります。


道路の反対側から。今は街路樹が無くなって見通しが良くなっているようですね。


仙台港駅方面を望む。線路に沿って画面奥に伸びる道路が「中央幹線」です。
仙台塩釜港(仙台港区)平面図(宮城県Webサイト)
仙台港地区の踏切名は交差する臨港道路の名称から採られているものが多いようです。
中央幹線を画面奥に進むと仙台西港線とも交差しており、そちらの踏切名は「中央幹線西踏切」となっています。


ぱっと見、現役なのかわからない佇まいは今も同じでしょうか。
(5枚とも 仙台港〜仙台埠頭 2008-7-8)


タブレット閉塞の頃

2023-11-03 21:35:10 | 仙台臨海鉄道
先日、イカロス出版「にっぽんの臨海鉄道&私鉄貨物」を書店で見かけ、仙台臨海鉄道の近況についての取材記事が載っていたので購入しました。記事の中で気になった話題の一つが「2022年8月に陸前山王〜仙台港間がスタフ閉塞に変更された」というものです。従来、仙台臨海鉄道の閉塞方式は陸前山王〜仙台港間がタブレット閉塞、それ以外の各駅間がスタフ閉塞でした。スタフ閉塞になるということは、仙台港から陸前山王に向かった機関車が戻ってくるまで次の列車は陸前山王に向けて出発できない、すなわち続行運転ができないことになります。


写真はその続行運転が行われた2008年のようす。当時すでに定期で続行運転はありませんでしたが、この日は陸前山王に疎開留置されていた717系の廃車回送があり、入換用にSD55 102が送り込まれため、続行運転が見られました。右が717系に連結してスタンバイしたSD55 102、左は定期列車で陸前山王に到着したSD55 103単機です。


SD55 103は5665レで到着したコンテナ車を牽いて仙台港へ。


その後、SD55 102による入換が始まりました。


スタフ閉塞化により、陸前山王で仙臨機が並ぶ光景はもう見られなくなるのでしょうか。
駅事務所から聞こえてくるタブレット閉塞器の電鈴の音が聞けなくなるのも残念です。
(こちらの動画が参考になります。)

(4枚とも 陸前山王 2008-1-13)

【追伸】
以前の記事で取り上げた、陸前山王駅臨海下本の車止め設置はスタフ閉塞化と関連あり??