<スタンレーレディス 最終日◇11日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6572ヤード・パー72>
先週の「日本女子オープン」を制し、2週連続優勝がかかった原英莉花は、4オーバー・46位タイから出た最終ラウンドに、この日のベストスコアとなる「66」の猛チャージ。しかし初日の出遅れが響き、トータル2アンダー・5位タイと通算3勝目に3打及ばなかった。
モデルのようなドレス姿から晴れ着姿まで!原英莉花のオフショット集めました
「目標の6アンダーをクリアできたのでよかったです」と、雨、風、そして寒さに苦しめられた第1ラウンドのうっぷんをすぐに晴らした。スタートの10番でボギーを喫してからは、「目標に向けてコツコツできました。ウェッジショットがよかったですね」と、7つのバーディを積み重ねた。終盤の8番パー5(485ヤード)では、残り194ヤードから2オンに成功しバーディもゲット。持ち味もしっかりと発揮した。
台風14号接近の影響で中止になった前日は、会場近くの名物ウナギを食べるなど、しっかり休養にあてた。「いいリフレッシュになりました。気持ちも高まったし、ウキウキしながらラウンドできました。久々に汗ばむ1日でしたね」と、思わぬ休日が心地よく18ホールをプレーすることにつながった。「2mくらいのバーディパットを2個外したのはもったいなかったですけど、それを引きずらず、いいラウンドができてよかったです」と、その表情は晴れやかだ。
初日はラウンド後に「今年で1番過酷でした」と話すほど、厳しい1日となった。寒さに耐えながらのプレーで、自然と表情も険しくなるのは無理もないが、それがこんな影響を生んだという。「SNSのコメントで、『表情が女子オープンの時と違う』とか『やる気がない』とか書かれているのが目に入ってきて…」。それを見た原の気持ちは「いつでもやる気はあります!!」。そして、きょうのラウンドで「納得してもらいたいですね」といえる元気な姿を見せた。突然湧きあがった汚名を“返上”する1日になったはずだ。
メジャー女王になったプレッシャーに関しても「なかったです」とキッパリ。これからも「自分らしいプレー」を貫き、元気ハツラツにプレーする姿を届けていく。(文・間宮輝憲)
以上、アルバニュース
今回は、ジャンボ軍団の優勝はなかったですが、原エリカ、笹生も存在感はありました。