「バイオマス発電」って、ご存知ですか? 私はそんな発電方法がある事自体知りませんでした。
先日、TV東京の「WBS」という番組を観ていたら詳しく解説していました。
神奈川県川崎市にある昭和シェル石油の敷地内にバイオマス発電施設が先日報道陣に公開されたそうです。
隣接する太陽光パネルのメガソーラーよりも広大な土地にかなり巨大な施設があります。
煙突からは、発電の際に出るCO2の煙が上がっています。
バイオマス発電とは、いわゆる火力発電なのですが、火力発電と大きく違う点は、一般的な火力発電は、石炭や石油を燃料にして
発電するのに対し、バイオマス発電は、間伐材など自然燃料を使用し、その間伐材を細かく砕いたチップにして使います。
またコルク材などの廃材などもチップ化して使用します。 再生燃料による発電ということで、環境にもやさしいということで
現在注目されています。
さらに、石川県小松市にある「コマツ」では、かが森林組合とコラボし、森林組合が木材を伐採したものの、曲がっていたりして、
使用価値がなくなり、山林に放置されたままだった木材や間伐材を買い取っています。
チップ化された木材燃料を利用して、発電し、自社工場内の生産ラインの動力として活用しています。
従来は重油などを使って動力を発電していましたが、木材のような再生燃料を使うことで、生産コストを下げています。
発電した電気は販売はしておらず、工場内の動力として、消費しています。 「コマツ」曰く、「地産地消」の考え方からそうして
いるのだそうです。
このような発電が一般化していく中で、捨てるだけだった間伐材の需要も増えて、山林も活性化し、林業も明るい兆しが見え始めて
きたのではないでしょうか。
この兆しは、質の良い銘木の掘り起こしになってくれれば良いと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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