最初に「?」マークばかり付けてしまいましたが、一体何の事でしょうか?
実は、両方とも、銘木の呼称です。
そして、両方とも同じ銘木の呼び方になります。
先日、ご紹介した「12種類のプチ銘木でできた時計(丸型)」の文字盤のちょうど3時の部分に使われています。
「ジャカランダ」という呼び方は、銘木業界や木工芸の匠の方、または、家具業界などで多い呼び方です。
「ハカランダ」という呼び方は、楽器業界で使われる呼び方のようです。
ちなみに「ブラジリアンローズウッド」とも呼ばれます。
この3つの呼び方が同じ銘木のことを指すのですから、不思議ですね。
また呼び方の区分も大まかなもので、木工芸の匠でも「ハカランダ」と呼ぶ方もいれば、「ブラジリアンローズウッドだ!」と
強調する方もいます。
楽器業界では、一般的には、「ハカランダ」で、通るようです。
その理由は、学術的な区分や生産地などの細かい定義などからきているようですが、はっきりしたことは分かりません。
また流通する間に、その呼称が、その銘木を区分する上で定着してしまったのかもしれません。
さて、この「ジャカランダ」「ハカランダ」と呼ばれる銘木ですが、これほどまでに呼び名が違うのは、それだけ様々な業界で
需要があり、多くのものに加工される利用価値が高い銘木であるということが謂えます。
この写真のような木製時計をはじめ、彫刻やインテリア小物、家具や楽器、珍しいところでは、ビリヤードのキューに至るまで、
「捨てる枝もないくらい」と謂われるほど、需要の高い銘木です。
ただ、現在は、ワシントン条約で、伐採禁止となっていて、原木はもちろん、木材の輸入も禁止となっている国内ではかなり稀少な
銘木なのです。
色合いも多彩で、美しく、耐久性や防虫性にも優れているという性質から、人気もあります。
本商品は、他にも、稀少価値の高いプチ銘木たちを文字盤に配置しています。
また機会があれば、他の銘木もご紹介してまいります。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com