確かに、そうかもしれません。
「銘木は建材か？」と訊かれて、「違う」とは言えません。
古くから、和風建築の床の間にある床柱や和室の天井の天井板、部屋を敷居の上にある欄間など随所に銘木が使われてきました。
銘木を使った家を建てる事、そこに住む事は一種のステータスであった時代があり、多くの人が負けじと、こぞって和風住宅を建てた時期
もありました。
ちょうど、高度経済成長の頃は、その建築はピークで建築ラッシュがあった時期とも謂えます。
ですので、いつしか「銘木は建材。」という概念が定着したのかもしれません。
しかし、「銘木は、建材だけか？」という問いかけに対して、私共は、「ノー」を唱えます。
「それだけではない。もっと可能性を秘めている。」そうお応えします。
銘木は、家具にも使われますし、座卓、茶道具、小物など身の回りにも溢れています。
私共では、マーケティングを行うことで、銘木の可能性を見出していこうと思っています。
「えっ、これも銘木で出来ているの！」と驚くような商品もご提案できないかと模索しています。
現時点では、木製バッグ、アクセサリーケース、アクセサリー、木製ボールペンなど、「他の素材もあるものだけど、銘木を使うと非常に
面白い。」「想像もしなかった。」とそう感じて頂ける商品をご提案しております。
そして、いつしか、「銘木って、建材だけじゃないよね。とても面白い素材だよね。」という会話が、多くの方から聴けるような、
そんな銘木の価値を感じることが普通になるような世の中になればいいなと感じます。
そうなるように少しずつ、私共も努力精進を重ねてまいります。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】
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