【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

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再建にも苦労する時代に・・・

2018-11-07 10:00:00 | 銘木の豆知識と匠の技

先日、奈良の古刹である興福寺の中金堂が再建され、お披露目されたそうです。



かつての貴重な資料から当時の建築様式に近い状態で再建されたようです。



私もかつて奈良に居住していたことがあるため、興福寺には幾度か訪れたことはありますが、興福寺といえば、五重塔というイメージしか


なかったため、中金堂もあったのかと驚きとともに感銘を受けました。



しかしながら、この中金堂の再建にはかなり苦労が耐えなかったそうです。



それは、「柱などの材料が揃わない事」。



当時の中金堂には、60本を越えるケヤキの柱が使われ、それぞれが6~7mの太さがあったそうです。



ですが、今では、国産材では、そんな太さのケヤキが必要な数が揃わないと謂います。



私にとっては、それぐらいの太さの銘木は、幼い頃住んでいた銘木団地には、ごろごろとあったイメージしかありません。





よく上に登って子供だけで遊んでいたら、大人の人たちから「危ないから降りろ!」と叱られた思い出があります。



国産材のケヤキは、昭和50年代を境に生産量や伐採量がどんどん減少していったようです。



かつての銘木のせりの賑わいも今では、だんだん雰囲気が変わっていっているのかもしれません・・・






話が逸れてしまいましたが、興福寺では柱が揃わない国産材の打開策として、アフリカのカメルーン産のケヤキ、おそらくブビンガではと


思われますが、それと、カナダ産のヒノキ、おそらくシダーではないかと思われますが、それらを柱や、屋根材などに使用したそうです。


メリットとしては、「割れが少ない」ということだったそうです。



しかし、そのアフリカの木材もしだいに環境保全の観点から、伐採禁止になってきていると謂います。



今や、銘木は国産材だけに限らず、世界的に稀少価値が高まってきているように感じます。



そんなタイムリミットがせまりつつある稀少で鑑賞価値のある銘木を用いた銘木工芸品を一点でも多く、ユーザーの皆様にご提案していけ

ればと、私共は感じています。










そのために、ラインナップ商品に価値ある逸品を加えていければと常々感じています。





是非、私共の提案で、末永くご愛顧頂けるような素敵な逸品に出逢って頂けましたなら、幸いに存じます。



ユーザーの皆様のご来店、ご利用を心よりお待ち申し上げております。



今後とも「工芸品ショップ泉亀(いずかめ)」を何卒宜しくお願い申し上げます。


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