以前も当ブログでご紹介したことがあるのですが・・・
家内の富山の実家の一角には、このような場所があります。
リヤカーや、
田植え機や、
自転車に紛れて・・・
こんな作業台が・・・
今は、倉庫と呼ばれ、農作業道具などの保管場所として活用されていますが、かつては、此処は木工所でした・・・
家内の祖父が、生前ずっと此処で、木工所を営んでいたそうです・・・
その作業の傍ら、農作業もこなし、それはそれは、よく働く人だったそうです。
しかしながら、自分にも周りにも厳しい人で、口癖は、「本を読め!」だったと親戚の方から、口々にお聞きしました・・・
「本を読め!と、叱られるのがイヤだったけれど、お祖母さんが優しかったから・・・」と親戚の方も同じように仰います。
富山の方は純粋なので、「本を読め!」と何度も言われるのを親戚の方たちは、嫌がっていたようなのですが、家内の祖父が意図してい
たものは、少し違っていて、もっと深い考えがあったと私自身、考えています。
それは、
「本を読んで、見聞をし、広い視野を持ち、知識を深めて、それを生かせる人になりなさい・・・」
ということだったのではと感じています・・・
現在のように、インターネットなどで情報を充分に得る手段が無かった時代に、見識を深める手段といえば、やはり本に頼るしかありま
せんでした。
ですから、本の所蔵数で、その人の見識の度合いを判断された時代を、家内の祖父は生きてきたと想像できます。
残念ながら、富山を含め、北陸地方の方は、「一つの事を深く掘り下げる」という考え方をする人は少ないという印象です。
その代わり、「非常に、純粋で、嘘をつかない人」が圧倒的に多いです。これは県民性とはいえ、大変誇れる名誉なことだと思います。
語彙力、ボキャブラリー、引き出しの数という表現をよく使いますが、これを身につけるには、やはり「本を読め!」という忠告を素直
に聞くことだと感じます・・・
手前味噌になりますが、家内の祖父は、そんな時代の先をすでに見越していたのかもしれません・・・
生前に是非、会ってみたかったと悔やまれます・・・
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