いつも当ブログをご購読下さり、有難うございます。
また当店ショップサイトにご来店、ご利用頂き、厚く御礼申し上げます。
これは、私自身、銘木工芸品に携わるまで、全く認識していなかったことで、今思えば、「本当に知識がなかった」と嘆かわしい限りの
お話なのですが・・・、
このように伐採され、丸太の状態で売り出された銘木は、「こんな木なんて、製材して板にすれば、すぐ使えるもの」と勘違いをしてい
たことです。
こんな事、銘木業界の人に話せば、大笑いされるか、「銘木の知識の無い奴」と軽くあしらわれるかどちらかだと思います。
銘木業界の方にとっては、知っていて当然の事です・・・
実は、銘木は伐採された後、どうするのかが一番大事なようです。「そのまま使えるという考えはもってのほか」と言われます。
伐採された銘木の丸太は、「どの部分をどう製材するか」を考えるのが、製材所の腕の見せどころと謂われます。
何故なら、それが、板になったり、柱になったり、様々な用途に使用される基盤になるからです。
それから、銘木には、「乾燥」という作業が待っています。
銘木には、水分が多く含まれているものが多く、まず加工する前には、乾かさなければ使いものにならないのです。
「では、どれくらいかかるの・・・?」という疑問が生じてきますよね。
それは、乾燥の方法によって変わってきますが、乾燥方法には、「天然乾燥法」と「人工乾燥法」があります。
「天然乾燥法」とは、文字通り、銘木を自然の力で乾燥させる方法で、水分を抜き、使用できる水分量になるまで通風し放置します。
この方法では、非常に時間が掛かり、通常、数年を要します。
一方、「人工乾燥法」では、機械を使って、強制的に、銘木の水分を抜く方法で、昨今は、機械の性能も良くなっているため、こちらの
方法も次第に、スタンダードになりつつあります。この方法ですと、数日で、水分が抜け、使用可能な状態となります。
しかし、「人工乾燥法」では、銘木が乾燥途中で割れたり、強度が弱かったりという欠点があるそうです。
またどちらの方法でも、乾燥中に「銘木が反る」という現象が起きます。
そのため、反らないように、「天然乾燥法」の場合は、ひっくり返したり、向きを変えたりするメンテナンスが不可欠になります。
私が、幼い頃、銘木団地の銘木の近くで遊んでいると、「子供は、此処から、離れて遊べ!」とよく注意されました。
それは、天然乾燥させている銘木の板をフォークリフトでひっくり返したり、向きを変える作業を丁寧に行なっていたからでした。
こういった作業がようやく終わって初めて、銘木が商品として店頭に並べることが出来る訳で、購入された匠の方の手により、家の建材
として、そして、銘木工芸品に加工されていくことになります。
【カシュー塗紫檀ペンケース】
【木製ボールペン 屋久杉(ヤクスギ)】
【木曽桧の飾り盆(すみれ)】
【紅木(コウキ)でできたボールペン】
伐採した銘木は、「すぐには使えない理由」は、こうした銘木の性質をきちんと理解された方が使える状態になるように作業を行なって
下さって、初めて、銘木が銘木工芸品になるためのスタートラインに立つのです・・・
銘木工芸品になる前の銘木もこれだけの時間と手間がかかっている事をご理解頂ければ、幸いです。
是非、私共の提案で、末永くご愛顧頂けるような素敵な逸品に出逢って頂けましたなら、幸いに存じます。
ユーザーの皆様のご来店、ご利用を心よりお待ち申し上げております。
今後とも「工芸品ショップ泉亀(いずかめ)」を何卒宜しくお願い申し上げます。
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毎回、最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
※このブログを書いている店主は、こちらのお店を運営いたしております。皆様のご来店ご利用を心よりお待ちいたしております。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】
URL:http://www.izukame.com/
◆お問合せTEL 06-6227-8130 (不在の場合は留守番電話が承ります。折り返しにてなるべく早くご連絡いたします。)
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】
◆お問合せメール info@izukame.com
※工芸品ショップ泉亀では、現在、メルマガ会員様を募集いたしております。不定期ですが、ご迷惑ではない頻度で、有益な情報をお届けいたします。
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お話なのですが・・・、
このように伐採され、丸太の状態で売り出された銘木は、「こんな木なんて、製材して板にすれば、すぐ使えるもの」と勘違いをしてい
たことです。
こんな事、銘木業界の人に話せば、大笑いされるか、「銘木の知識の無い奴」と軽くあしらわれるかどちらかだと思います。
銘木業界の方にとっては、知っていて当然の事です・・・
実は、銘木は伐採された後、どうするのかが一番大事なようです。「そのまま使えるという考えはもってのほか」と言われます。
伐採された銘木の丸太は、「どの部分をどう製材するか」を考えるのが、製材所の腕の見せどころと謂われます。
何故なら、それが、板になったり、柱になったり、様々な用途に使用される基盤になるからです。
それから、銘木には、「乾燥」という作業が待っています。
銘木には、水分が多く含まれているものが多く、まず加工する前には、乾かさなければ使いものにならないのです。
「では、どれくらいかかるの・・・?」という疑問が生じてきますよね。
それは、乾燥の方法によって変わってきますが、乾燥方法には、「天然乾燥法」と「人工乾燥法」があります。
「天然乾燥法」とは、文字通り、銘木を自然の力で乾燥させる方法で、水分を抜き、使用できる水分量になるまで通風し放置します。
この方法では、非常に時間が掛かり、通常、数年を要します。
一方、「人工乾燥法」では、機械を使って、強制的に、銘木の水分を抜く方法で、昨今は、機械の性能も良くなっているため、こちらの
方法も次第に、スタンダードになりつつあります。この方法ですと、数日で、水分が抜け、使用可能な状態となります。
しかし、「人工乾燥法」では、銘木が乾燥途中で割れたり、強度が弱かったりという欠点があるそうです。
またどちらの方法でも、乾燥中に「銘木が反る」という現象が起きます。
そのため、反らないように、「天然乾燥法」の場合は、ひっくり返したり、向きを変えたりするメンテナンスが不可欠になります。
私が、幼い頃、銘木団地の銘木の近くで遊んでいると、「子供は、此処から、離れて遊べ!」とよく注意されました。
それは、天然乾燥させている銘木の板をフォークリフトでひっくり返したり、向きを変える作業を丁寧に行なっていたからでした。
こういった作業がようやく終わって初めて、銘木が商品として店頭に並べることが出来る訳で、購入された匠の方の手により、家の建材
として、そして、銘木工芸品に加工されていくことになります。
【カシュー塗紫檀ペンケース】
【木製ボールペン 屋久杉(ヤクスギ)】
【木曽桧の飾り盆(すみれ)】
【紅木(コウキ)でできたボールペン】
伐採した銘木は、「すぐには使えない理由」は、こうした銘木の性質をきちんと理解された方が使える状態になるように作業を行なって
下さって、初めて、銘木が銘木工芸品になるためのスタートラインに立つのです・・・
銘木工芸品になる前の銘木もこれだけの時間と手間がかかっている事をご理解頂ければ、幸いです。
是非、私共の提案で、末永くご愛顧頂けるような素敵な逸品に出逢って頂けましたなら、幸いに存じます。
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