久山町研究50年

2011-10-31 13:30:49 | 先進都市のまちづくり
九州大学医学部が1961年に久山町で生活習慣病の疫学調査を始めて、今年で丸50年を迎えた。
研究の発端は、町が住民の健康づくりの一環として町民の死亡調査をしたことだった。死因を調べると、脳卒中などの病気が多くを占めることが分かる。
脳卒中は当時の日本で死因一位を占め、長期的な追跡調査の必要性を痛感し、九大と久山町の共同研究が始まった。
久山町の研究の最大の特徴は、死因を調べる解剖率の高さにある。国内では数パーセントといわれるが、久山町では遺族などの了承を得て約80%に達している。
研究の基礎を築いた当時の江口浩平町長が第一号の解剖登録をするなど、町民の理解と協力があっての研究である。
40歳以上の町民の健康診断を繰り返し実施し、4グループに分け追跡調査を実施している。
高齢化社会を迎え、医療費や社会保障費の抑制が課題になるなか、国民の健康増進や病気の予防対策は欠かせない。
この対策を講じる上で、久山町の研究成果は、我が国の貴重な財産といえる。町は30日、50周年の記念式典を開く。
九大と久山町の半世紀にわたる偉大な足跡をたたえる。と社説は結んでいる。(引用先はN新聞)
☆記事は次ををクリックtp://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/270271
☆久山町HP次をクリックhttp://www.town.hisayama.fukuoka.jp/
☆千寿の楽しい歴史http://kusennjyu.exblog.jp/

「定年後は福岡で」過半数

2011-10-30 13:33:39 | 地域のまちづくり
 雨の日曜日、何時ものようにTVを横睨みに一週間分の新聞の切り抜きをしている。
 国内ではTPP・沖縄基地移転・超円高対策・大震災復興補正予算と諸課題山積。外国では、EUのギリシャに発する債務危機問題に合意の光りがさしてきた。タイの大浸水被害の拡大・トルコの大地震などの大災害が多発。国内、国外とも明るいニュースがほしい。
☆10月25日のN新聞の一面、「定年後は福岡で」過半数、という記事を案内したいと思います。
N新聞が首都圏に住む福岡県出身者を対象に実施したアンケートで、「Uターン定住」に関するこんな意識が浮き彫りになった。
福岡県へのUターン定住者の意向については、「ぜひ定住したい」「どちらかというと定住したい」との回答が合わせて53%。とうUターン希望者が過半数を占めた。
Uターン希望は60歳未満の現役世代では82%。60歳代でも57%に達した。70歳以上では35%に落ちるが、定年退職から一定期間までは帰郷の意欲を持ち続けている。
定住を希望する理由については、Uターン希望者の半数以上が「出身地に愛着がある」「友人・知人が多い」「のんびり暮らしたい」を挙げた。
アンケート内容などは次をクリックttp://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/270040
地域づくりに中高年のUターン重要をうまく取り込めば、地域の活力につながりる可能性もある。
みやま市の高齢化率は約30%、10年後には40%に達する。との見方もある。知恵を絞りたいところ。
☆昨日からの秋雨。各地で秋の収穫祭が行われている。この雨では出足が心配。主催者には本当に気の毒な秋雨。
☆庭のツワブキの花が咲き始めました。(29日撮影)
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みやまの今週の出来事

2011-10-29 11:12:57 | みやまの直近のニュース・出来事
雨の週末となりました。各地で行われるイベントへの出足が心配されます。
道の駅みやまでは秋の大収穫祭(29~31日)があります。http://miyamabiyori.blog.fc2.com/blog-category-6.html
福岡市で行われる「筑後川めぐみ交流物産展(29~30)」にみやまの特産品を出展し「みやま市」の名をより広く知ってもらうため地元の特産品のPRを行うそうです。http://miyamabiyori.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
☆今週の出来事などをA新聞を引用し列記しました。(クリックすると読みやすくなります)
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☆天然樟脳~伝統産業を考えるシンポジウムhttp://blog.goo.ne.jp/8350018/d/20111025
☆千寿の楽しい歴史http://kusennjyu.exblog.jp/
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                                                  市民自らのまちづくり考えよう

2011-10-28 10:35:37 | 先進都市のまちづくり
         
大牟田青年会議所は24日、ジャーナリストの田原総一郎さんを迎えての講演会を大牟田文化会館で開催。
田原さんは今後のまちづくりについて「市民はもっと積極的に自ら今後のまちづくりについて考えなければならない」と話し、訪れた800人が聞き入った。
田原さん混迷する政治、経済情勢など多岐にわたって講演。
今後のまちづくりについては「地域住民こそがまちの課題を一番分かっているはず。
今こそ東日本大震災の影響が少なかった九州の人が積極的に自らまちづくりへ取り組まなければならない」と指摘した。
「今回の大牟田市長選挙を機に大牟田から福岡、九州そして日本へ”市民がまちをつくる”という流れをつくつてほしい。
そのためにも次の市長選は重要になる。市長に何を求めるかをまず市民自ら考えるべき」と話した。
また「これからアジアは確実に成長する。そこの近い福岡は重要な拠点になる。その中でも大牟田は立地条件がいいことをもっと積極的にアピールしなければならない。と強調した。
その上でこれからのまちづくりに対し、「これまでは財政赤字をなくすことに奔走してきたがこれからは違う局面にはいる。雇用創出のために今後はアジアの企業なども”呼び込む”ことを考えるべきではないか。
将来を見据えて市民はもっと市長候補に今後の大牟田をどうすべきか積極的に問わなければならない」などと話した。
       「以上の内容は、A新聞を引用しました。」
☆大牟田青年会議所HPは次をクリックhttp://www.omutajc.org/
☆大牟田市役所HPは次をクリックhttp://www.city.omuta.lg.jp/
☆田原総一郎公式ブログは次をクリックhttp://www.taharasoichiro.com/cms/
☆田原総一郎公式サイトhttp://www.taharasoichiro.com/

《天然樟脳の魅力と再発見》

2011-10-25 15:42:05 | みやまの伝統産業
矢部川がもたらす恵みに抱かれたみやま市長田地区に日本でだだ一軒の天然樟脳工場において天然樟脳がつくられている。
(千寿の楽しい歴史)http://kusennjyu.exblog.jp/11022125/
みやまの伝統産業である天然樟脳の魅力を再発見しよう。というシンポジウムに参加しました。
開会にあたり五代目の内野和代さんの挨拶に始まり、九州産業考古学会、池森会長さんから「2011年度推薦産業遺産」認定の紹介がありました。   
「天然樟脳 内野清一・和代」 出版の紹介が、(株)ゼネラルアサヒからありました。
             本の表紙
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☆今回、出版された本の内容から少し紹介してみます。
内野樟脳の創業は、江戸時代の終わり頃、以来150年続く。樟脳づくりは原木の楠木と冷却水が大量に得られる山裾に工場を構えることが多いが、この地にも10軒くらいはあった。その後、数軒になり、鹿児島と長崎にそれぞれ1軒あったが、平成5~6年にかけ廃業され、ここが日本でただ1軒の樟脳工場となった。
天然樟脳は日本では防虫剤だったが、外国では香料や薬品の素材として重要であった。
明治時代に入り、セルロイドや火薬、フイルムの素材となり需要が急増し、価格も高騰して行く。
日本の樟脳づくりがの歴史は、元禄年間(1700年頃)に生産が始まった。琉球から薩摩に伝来し、薩摩藩で生産がはじまる。薩摩藩は南蛮貿易を通し樟脳を売りさばき藩財政を立て直し、土佐藩も樟脳生産を始め、両藩ともこれを資金とし、倒幕、明治維新へと向かう。
香りのまちづくりについて・・・・講師 吉武利文(香りのデザイン研究所)
  ・全国で取り組まれている「香りによるまちづくり」の事例紹介
  ・楠木と日本人、樟脳生産の歴史などの講話
天然樟脳製造工程の説明・・・研修生 藤井勝巳氏
小学校5年生の北嶋さんが樟脳作りを肌で体験し感じた詩を紹介されました。
      ・・・・・「しょうのうは、白く かがやく 香りの宝石」・・・・
参加者との意見交換
 天然樟脳を作る過程で出る油は、アロマオイルや虫刺されなどに効能がある。中之島公園の森林浴の効能。伝統産業としての和ろうそく。矢部川流域のまちづくり等々、時間が足りない程の意見交換がありました。
最後に、みやま市の高野道生副市長・筑後市の中村征一市長が最後まで参加され、意見交換にも加わって、両市長の前向きな話を聞けたこたは良かったと思いました。
配布されたレジュメを掲載します。はクリックすると読みやすいです。

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