ジブリ美術館に到着。
入口で待機中。
壁に蔦が密生したその外観は、美術館というよりは、古い洋館といった感じで、アニメの世界へ入り込んでしまったかのようです。
完全チケットネット予約制で、4回の入場時間の内、12時からのチケットがとれました。1か月前の発売日で当日Sold Outでしたからすごい人気ですよ。受付では映画を編集したフィルムの1コマを、ショートムービー鑑賞用チケットとしていただけます。
屋上に登りました。周りの自然に溶け込むように美術館は造られております。
天空の城ラピュタに出てくる機械兵士が遺跡のように佇んでいます。悲しい歴史をその鋼鉄のボディに封じ込めているかのようなフォルムです。肩に小鳥が止まればあの名シーンが甦るんですがね。
石版を見つけました。象形文字のようですが、古代の栄華と周落を記したコーナーストーンなのか?それとも宇宙に向けてのメッセージを発信するため、建物自体がモノリスなのであろうか??
隣の棟の窓に怪しい人、いや、猫影が。じっとこちらをうかがう眼は監視しているかのようだ。
屋上は雑木林のようです。人気がなければほんとに寂しい景色です。
1Fの中庭も水と緑を取り入れた場所になっています。日が差しているので気持ちいいです。
裏庭には井戸があり、手動ポンプで汲み上げることができます。
正面のコンクリートの建物が美術館棟です。
何棟かが組み合わさって構成されていることがわかります。
黄色いガラス張りの棟にショップやアトリエ展示が入っています。
こちらの棟はレストランです。オープンテラスでくつろいだり、日差しが強い場合はテント内を利用できます。
アニメーションの作り方、絵コンテ、ショートムービー、ぱらぱらムービー、特設展、作品に関連した図書室もあり、宮崎アニメの歴史を物語る上で重要な内容が展示されていて、遊び心いっぱいの工夫がなされております。
中でも子供のお気に入りは、ねこバス&まっくろくろすけで思う存分遊んだり、ショートムービーの「めいとねこバス」を鑑賞することでした。
映画館のチケットはこの編集で切り取ったフィルムなのだ。
それにしても海外からのお客さんが多いこと。世界の宮崎アニメなのだと納得できます。
出口はこちらから。ワンダーランドから現実世界に戻ります。
アニメの美術館という類を見ないカテゴリではありますが、これほどまでに支持されているスタジオジブリ。独特の世界観と映像美が、観るものにインパクトを与え、もはや揺るぎない領域を確立しております。
バス亭で帰りの便を待ちます。循環バスなので来た時と同じ場所です。10分おきに走ってます。あ、停留所のポールがトトロの顔になっている。
すぐ隣は井の頭公園です。けっこう広く、屋外植物園などもあって市民憩いの場となっております。
バスがきました。三鷹駅まで戻りましょう。
(記事:2016年1月 Update:2017年5月)