これから、道立近代美術館で開催中のゴッホ展を観に行きます。
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かの有名な画家ゴッホの作品を集めての展示、北海道上陸は初めてじゃなかろうかと思います。
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作品はハッとさせる色調やタッチの大胆さと力強さが、極めて印象的であります。そして描いた時代・場所を辿ることにより、画家の精神世界を垣間見ることができます。
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ゴッホは日本の絵画や文化に影響を受けた人で、多数の作品や書簡にもその痕跡をうかがうことができます。
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本展は、ゴッホの憧れた日本と、彼が没したフランス・オーヴェールの終焉地に、この偉大な画家に心酔した日本の芸術家たちが、聖地として次々に巡礼した軌跡を紹介しています。
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激しいタッチで表現するのがゴッホの特徴ですが、晩年の作品は木や草花をとても穏やかに丁寧に描いています。が、見ていて幸福感を感じないのは私だけでしょうか?自然の美しさを表現しているゴッホ自身が、経済的・精神的に満たされていない渇望感とのギャップに苛まれている、それが作品に投影されているように思えるのです。ときに鬱積した感情が爆発的に高まり、ゴッホを象徴するあの「うねり」がキャンバスにぶつけられたとき傑作が生まれたのではないかと。。それにしてもこの色彩はすごいの一言ですね。
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今回展示されていた中で、「ラングロアの橋」という絵がありましたが、日本のゴッホ研究者と画家により復元されたものであります。ゴッホが残した一部分の絵「水夫と恋人」と、予定していた配色を文字で記したデッサンが残されており、これを手懸かりに絵を仕上げていくという、“見果てぬ絵”に挑戦したプロジェクト。その仕上がりは素晴らしく、幻となっていた本作がゴッホの遺した手懸かりで蘇ったわけです。
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見初めて早々にカラーンカラーンと鐘が鳴り響き、「ただいまで、入場10万人達成です。おめでとうございます。」とアナウンスがありました。
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開催されたのが8月26日からだから、約1ヶ月の短期間で10万人とは、いまだにすごい人気ですね。
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美術館2階にある顔出し撮影コーナー。写真を撮る場合はちゃんと両耳を見せて撮ろうね。(ちょっとブラックでしたかね。。)
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(記事:2017年9月 Update:2018年4月)