情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

遺伝子操作による超天才の出現?

2020-11-26 19:48:51 | その他
遺伝子操作によって超天才を誕生させることは理論上可能です。
この種の操作は、現時点では倫理上の問題として禁止されています。

しかし、一党独裁国家では極秘裏にこの操作を行う可能性があります。
多数の超天才を誕生させることによってこの国家の国力は飛躍的に向上します。
その結果、この国は他の大多数の国に絶大な影響を与えます。

優生学を信奉していたヒトラーが今の時代に生きていれば間違いなくこのような遺伝子操作を実行する筈です。

遺伝子操作には極めて危険な事態を生む可能性を秘めているのです。

クオリアとヴェーバー‐フェヒナーの法則の関係

2020-11-26 17:11:12 | 情報と物質の科学哲学
ヴェーバー‐フェヒナーの法則 は、クオリアの大きさは感覚受容器への物質的刺激の量の対数に比例するというものです。

感覚受容器から出力される情報の量は、物質的刺激の量に比例します。
従って、クオリアの大きさは感覚受容器から出力される情報の量の対数に比例します。

この事実は、感覚野には情報の量の対数に比例するクオリアを創発する機能があることを証明します。
この事実は、クオリアに何の神秘性もないことを示しています。




情報と物質の相互創発

2020-11-26 10:20:25 | 情報と物質の科学哲学
以前のブログで情報と物質の相互作用の仕組みについて説明しました。
情報と物質は全く異質な存在なので物理法則でこの相互作用を説明することは出来ません。
そもそも、情報は物理量ではないので物理学では取り扱えないのです。
しかし、システムに適当な仕組みがあればこの相互作用が可能になります。

今回のブログでは、情報と物質の相互創発について説明します。
ここでは、創発という概念が重要な役割を果たします。

以下で、情報と物質の相互創発の実例を紹介します。

(1)符号器と復号器
先ず、情報が符号器に入力されます。
符号器は、この情報をパルス列という物質で表現して出力します。
符号器には非物質的な情報からパルス列という物質を創発する機能があります。
通常、符号器が情報をパルス列に変換すると言います。
創発という用語を敢えて用いるのは、非物質的情報と物質との非対称性を際立たせるためです。

復号器は符号器から送られてきたパルス列の情報を読み取って、その情報を出力します。
復号器にはパルス列という物質から非物質的な情報を創発する機能があります。

(2)3Dプリンター
この機械には元の物体の形状を表す情報から物質を創発する機能があります。

以上のほかにも情報と物質の相互創発を実現する機能を持つシステムは多数あります。