最近、脳情報の符号化(エンコーディング)と逆符号化(デコーディング)という技術の研究が注目されています。
この技術は、脳ドックなどで使われるfMRIと機械学習アルゴリズムを組み合わせて実現されます。
脳情報の符号化(エンコーディング):
外部から入力される画像などに対するニューロンの活動を時空パターンとして表現するものです。
個々のニューロンの数は膨大過ぎて記録できません。
記録できる最小活動領域は、数ミリの範囲です。
脳情報の逆符号化(デコーディング):
ニューロン活動の時空パターンから機械学習アルゴリズムを用いて入力画像などを推定するものです。
パターン認識の逆なので「逆パターン推定」と呼ぶ方が分かりやすいです。
脳情報の逆符号化を用いてニューロン活動の時空パターンから被験者の意識を推定できます。
その理由は、ニューロンの活動が意識を創発すると考えられるからです。
機械学習を意識の推定に使うという発想が実に素晴らしいです!