ヒトには、味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚などの五感があります。
これらの感覚は、クオリアとなって意識されます。
五感には、それぞれに対応して外部からの物理的刺激を検出する受容器があります。
それぞれの受容器は、外部刺激の強さに応じた神経パルスを脳に送ります。
ここで注意すべきことは、これらの神経パルスは全く同一の形式を持つ電気的パルスであるということです。
各神経パルスは、”外部刺激を検出した”という検出情報を担っています。
この検出情報が脳の感覚野で読み取られてクオリアとして意識されるのです。
その意味で、クオリアは動物が進化の過程で獲得した最も原始的な情報概念であるといえます。
この情報概念は、次の情報概念の基本的要件を満たしています:
(1)物質現象として情報の定義がなされている(受容器)
(2)情報を表現する情報表現物質が創発されている(神経パルス)
(3)情報の読取り機構がある(感覚野)
(4)読取り結果の利用がある(行動)
(2)情報を表現する情報表現物質が創発されている(神経パルス)
(3)情報の読取り機構がある(感覚野)
(4)読取り結果の利用がある(行動)
先に原始的という言い方をした理由は、動物に意識的なものが誕生したのはクオリアが最初であると考えられるからです。
その後、言葉の発明を経て高度な多種多様な情報概念が誕生したと思われます。
詳しくは、ブログ「クオリアの起源」を是非ご覧ください。
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