創発概念は、一般に複雑系の現象に対して使われます。
要素の性質には還元できない性質が複雑系で出現することを意味します。
この場合、複雑系の現象を説明するには物理法則だけで済みます。
なので、このときの創発を物質的創発と名付けます。
一方、検出器や測定器には情報を創発する機能があります。
情報概念は、物質概念に還元できません。
これが情報的創発という概念を導入することの意義です。
これを情報的創発と名付けます。
検出器や測定器は複雑系とは全く無関係であり、単純な機械です。
脳神経回路やニューラルネットにも情報的創発機能があります。
脳神経回路の情報的創発機能は、クオリアの創発に繋がります。
クオリアは、更に意識の創発に繋がるのです。
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