亀の歩みで

急がず、慌てず、IT文化を楽しめたらいいと思っています。

漬物

2005-08-06 18:34:24 | Weblog
毎日 凄い日差しで 梅干の土用干に最適な日が続いています。
梅干といえば 先日 久しぶりに、納戸の中を整理してところ、奥の隅の方に 小さいカメがありました。
たしか、梅干を入れておいたと記憶していました。
いつごろ漬けたのか覚えがないのです。

私の梅干作りは 塩の分量を間違えて、塩っぱくて、どうしようもない梅干ができたり、塩が甘くて、カビが生えたり、失敗の連続でした。
塩や梅の他に焼酎を使うと塩分控えめの梅干ができると NHKの料理番組で見ていて分量を書き写して、それを元に作ってみた年は、実に美味しい梅干ができました。
塩っぱい梅干も、友達に食べてもらいましたが、美味しくできたものも食べてもらい、手元には少し残っただけでしたが、美味しい梅干ができて結構満足でした。

ところで、でてきたカメの中は何年物の梅干になるのだろう。よく梅干は3年以上寝かせたものが美味しいと聞いていますが、記憶にないくらいですから、味もまろやかになった素晴らしく美味しい梅干になっているに違いないでしょう。
風味もました梅干、どんな味になっているのだろうと期待をして、カメの蓋を開けました。
≪何? これ?≫
なんて事でしょう?
梅干は溶けて、ズルズルになってしまって、正体がなくなっていました。
≪えーッ! なんでこうなるの?≫
美味しい梅干どころか、形がなくなった、ただのどろどろの液体に・・・・。
流し中で カメをひっくり返すと 理由も分からずどろどろになった液体が 種だけ残って、流れてゴミ受けに・・・・(;_;。

実家の母は、冬になれば、白菜漬けや沢庵を作っていましたが、私は漬物が下手で、私が漬けた白菜漬けで 美味しく漬けることができたのは、数える程。
サントウ菜という白菜よりも葉の部分が多くて、値段も張る菜を、つけたときも、上手く漬けることができなくて、がっかりしたものです。
翌年に再度チャレンジしたのですが、美味しくいただける期間が短くて、酸っぱくなったのを、如何料理したものか、苦労しました。
近年は食べたいときには スーパーでいつでも手に入れることができるので、苦労してつけることもないという手抜き主婦です。
糠みそ漬けの浅漬けが好きな夫なのですが、サラリーマン時代は、セッカク漬けても、外で食べてきたり、決まった時間に食事ができない状態でしたので、当時は若いこともあり、大分暫くの期間、糠漬けをしてましたが、食べ時に食べない漬物が冷蔵庫に残るのが苦痛になって、いつの間にか、漬けなくなり、毎日かき回すこともしなくなったので、当然糠床は悪くなってしまいましたので、全部捨ててしまいました。

時折、夫は自分で糠漬けを買ってきて、「今日のは丁度良い漬かり具合だ」「今日のは漬かり過ぎてる」とか言いながら食べていました。
そんな主人をみていると、糠漬けくらい漬けようかと思ったこともありました。
糠漬けには糠床が必要ですが、新しい糠床は、美味しくなるまで一手間、二手間かかります。
昨年 水ナスの糠漬けを取り寄せた折りに、沢山の糠に漬かった水ナスが届きました。
水ナスは美味しく食べた後 残った大量の糠床を冷蔵庫にとっておきました。
そして、今年はその糠床を漬かって、糠漬けをしています。
毎日 漬けてはいませんが、自家製漬物を、今日は美味しい、こんどはのはちょっと漬かり過ぎ 等と 交わす言葉が少なくなった私と夫の会話の一つになっています。