『レオニー』
監督: 松井久子
キャスト: エミリー・モーティマー/中村獅童/原田美枝子/竹下景子/クリスティーナ・ヘンドリックス/メアリー・ケイ・プレイス
世界的な天才彫刻家イサム・ノグチを育て、自らも激動の時代を
生き抜いた一人のアメリカ人女性レオニー・ギルモア。
彼女の波乱の生涯を「ユキエ」「折り梅」で日本中を感動で包み込んだ
松井久子が8年の歳月をかけて映画化した渾身の伝記ドラマ。
≫≫ 公式サイト
11/02/25 【 ○ 】
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面白かったです。
レオニーのことも聞いたこともなかったし、イサム・ノグチと言う彫刻家も知らないし、
何より父親の
ヨネ・ノグチと言う詩人も知らない・・・
登場人物で知っていたのは津田梅子とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とその家族の話、
それと、岩倉具視に関係があるんだろうと想像される人物(孫だったらしい・・・)
検索してみたら
ヨネ・ノグチはかなり有名な国際的詩人だったし、
イサム・ノグチも凄い経歴の持ち主・・・
李香蘭と結婚・離婚したとか、万博公園の噴水を設計したり、
映画の中でも紹介されていたけど、亡くなる年に札幌市のモレエ沼公園の計画をしたとか、
読んでるだけで凄い凄い!
また主人公の
レオニーも映画では縮尺して紹介されていたが、
当時の女性としては津田梅子同様凄い人だった、、、。
津田梅子やラフカディオ・ハーンと同じ時代に生きた人なのに、
ヨネ・ノグチもレオニーも知らないなんて、無知すぎ・・・?
100年前の日本やアメリカにおける女性の立場や地位がどんなものかと言うのが
垣間見れたような気がした。
しかし、映画の中でアイリスが「私の父親は誰?」と聞くシーンがあり、
検索しても答えを見つけることが出来なかったのだが、
レオニーの第2子のアイリスの父親は誰だったのか・・・?
余計なお世話なんだけど、最後まで父親を知ることが出来なかったアイリスがかわいそうだった、、、。
あと、10年以上も日本で生活していて子ども達は日本語を喋れるのに、
津田梅子を訪ねたときに彼女からも指摘されていたことだけど、
日本語が喋れないと言うのもなんだかなぁ~って気がした。
11-7(シネスイッチ銀座)