宮本輝の『青が散る』を読んだ📙
私は小説を読んでいて、時々著者の事を考える……
この人はいつの世代の人だろうか?何故こんな事に詳しいのだろうか?等々……
読み終えた後で、著者の紹介やあとがきを読んで、「あぁやっぱり 」と思う時があるが、今回はまさにそれだった❗️
主人公を中心に、男女数名が織り成す大学生活の4年間の話だったが、私は大学に行っていないので、私達の世代の学生生活がどんなだったかは分からないけど、私達よりも一世代上の年齢の人達の学生生活を綴られているように感じながら読んだら、案の定、著者の大学時代は一世代前だった……
登場人物の男女共に私達から比べるともっと純粋で初々しく可愛らしく感じられた。
私達年代が純粋じゃないと言うわけではないが、もう少しマセてたような気がする(笑)
主人公や友達はテニス部で、やたらテニスの事が詳しく細かく書かれていたので、著者はテニスをやっていたのかな?と思っていたら、あとがきで大学4年間はテニスに明け暮れていたと書いてあった。当たりだった😁
高齢者の仲間入りをした今だからこそだろうが、青いな~と思える、ちょっと甘酸っぱいような感じのする小説だった😊