朝起きたら、台所におにぎりが置いたままで、玄関にあるはずのスリッパが部屋の前にある・・・
あれ?今日は遅出?休み?と思いながら、起こさないように気を付けながら洗濯をしていたら、しばらくして起きてきた。
「今日は休みなの?」と聞くと、「振り替え」と言った。
休みなら昨日のうちに言えよ!
おにぎり作らずに済んだのに~・・・
「今日はねーちゃんと歌舞伎に行ってくるから」その後「ご飯食べて帰るから夕飯の準備して行くからね」と続けようとしたら、
「熊本に行ってこようと思うんだけど」と言ったので、「何かあったの?」と聞くと、
「何も・・・温泉に入りたい」と、、、。
ウソばっかり!
ねーちゃんと顔を合わせていたくないだけだろう?!
と思いながらも、「鍵はあるかな?」と聞くダンナに「私が持っているけど、私が勝手に渡すわけにはいかないから、
ねーちゃんには自分で言ってよ」とだけ言った。
起きてきたねーちゃんに「熊本に行こうと思うから、家を使わせて」と言い、
ねーちゃんと私は顔を見合わせてにんまり~・・・
日曜に帰ってくるまでダンナを気にせずのんびりと遊べる♪
ってことで、午前の部の歌舞伎のチケットを取ってあったので、早々に出掛けました。
朝ご飯を食べる暇もなかったので、歌舞伎座の下でお弁当を買いました。
お弁当を買った後に、看板を見たねーちゃんが、「勸玄君は夜の部に出るんだった。今からチケット取れんかな?」と言うので、
チケット売り場に行くと、離れてはいたがたまたま2席空いていたので、「弟もおらんし、夜の部も見て帰ろう」と言って
夜の部も観ることになった。
麻央ちゃんがあんなことになった後だから、海老蔵は大丈夫だろうか?と心配しながら観たけど、
『加賀鳶』では2役を演じ、連獅子も素晴らしい舞でした。
昼の部が終わり、夜の部が始まるまでの間、地下のお店をウロウロ眺めて回りました。
七夕の笹飾りがあり、今日が七夕だったことに気が付いた。
夜の部は、海老蔵の3役の早変わりが見ものでした。
娘のバレエで衣装の早替えは経験していたけど、歌舞伎の衣装とは比べ物にならないので、
2枚重ねてきていたのだろうか?暑いだろうな?などと思いながら、あまりの早変わりにびっくりでした。
勸玄君も頑張っていてとても可愛らしかった。
花道を出てきて、思わずセリフを忘れてしまい、拍子木がもう一度叩かれてちゃんと言えた時は海老蔵もホッとしたことでしょう・・・
海老蔵に抱きかかえられ、宙吊りになって舞台を去っていく時に小さな手を振っている姿が何とも言えなかった。
セリフと言えば、3役の内のひとつの役どころの中で、妻を殺さなくてはならないシーンで、虫の息の妻に向かい
「来世でも来来世でもきっと夫婦になろう」と言うセリフがあり、麻央ちゃんと交わした言葉と被ってさぞや辛かっただろうと思わず涙ぐんでしまった、、、。
お正月見た時には、海老蔵に覇気がなかったけど、やはり麻央ちゃんのことがあったからだろう~・・・
今日は痩せてはいたけど、踏ん切りをつけたのか?声も大きく張りがあり、睨みも効いていて、いつもの海老蔵らしかった。
でも、心の中ではホントにホントにつらい日々なんだろうなと、心から拍手を送った。
歌舞伎が終わった後は、築地まで行き、すしざんまいでお寿司を食べた。
ざんまいサラダと特選すしざんまい(大名椀付き)を頼み、久々の寿司を堪能しました♪