『 サイドカーに犬 』
[監]根岸吉太郎
[原]長嶋有
[脚]田中晶子ほか
[歌]YUI
[出]竹内結子 古田新太 松本花奈 ミムラ 鈴木砂羽 トミーズ雅 温水洋一 樹木希林 椎名桔平
母が家を出て行ったある夏の日、10歳の薫の家に“ヨーコさん”は突然やってきた。
ヨーコはドロップハンドルの自転車を乗り回し、大口で笑い、煙草を吸い、ケンカも強い。
なのに、ほろりと涙を見せる一面も。母と正反対のヨーコの姿に戸惑う薫。
しかし次第に、さっぱりとカッコ良く生きているヨーコに憧れや友情のような感情を抱いていく―。
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07/07/27 【 ○ 】
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ままと言うか、なんと言うか…
10歳の少女の目から通したヨーコさんの姿や生き方を描いているような感じだったのですが、
それだけにすればよかったのに、20年後の少女が出てきたりするから
「だからどうしたの?」と言う変な感じを受けてしまった、、、。
20年後の“少女=私”を出すのであれば、20年後も変わらず元気にカッコよく生きているヨーコさんを見せて欲しかった。
観客に「想像しろ」と言うことだったのだろうか・・・?
ちょっと中途半端な終わり方のような気がしてた、、、。
少女・薫から見たヨーコさんは逞しく、豪快で、潔く、かっこいい!
でも、それは自分をそのように変えていこうと必死で装っていると言うか、
頑張って突っ張って走っているように見えた。
だから、少女には理解できない“突然の涙”があったのだろう~…
伊豆の海岸で亀の手を採取しながら語った自分の少女の時の想い出が
今のヨーコさんに変わって行こうとするきっかけだったのかも知れない、、、。
「自分を変えなきゃ!」 「何とかして変わらなきゃ!」と言う思いには共感できるものがあった、、、。
あんなにカッコよく生きることができたらどんなにいいだろうな?とは思うが
実際問題としては無理だろうし、疲れるだろうなと思う。
理解不能だったのが家出をした母親
子供を残して何も言わずに出て行ったのなら帰ってくるなよ!と言いたい!
「人様の家に無断で上がりこんで、いったい何様?」と偉そうに言える分際ではないと思う。
勝手に出て行ったくせにある日突然舞い戻ってくるあんたこそ何様だよ!?って思った、、、。
出て行って、また戻ってきて子供を連れて行くのであれば、
最初から子供をつれて出て行けばいいことではないか!?
自分勝手もいい加減にしろよ!と憤りを感じずに入られなかった、、、。
樹木希林のばあちゃんがすっごい笑えた。
それから、古田新太がやっていた中古屋にあった車がすっごいなくかしかった!
ホンダN360や、箱スカ、ケンメリのスカイライン等…
箱スカなんてかつて乗っていたからめっちゃジーンときてしまった、、、。
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